将来子どもを「SNS依存症」にしてしまう、親の特徴って?
電車の座席に横一列で座っている人々。居眠りしている人をのぞいたら、たいていの人がスマホをいじっています。
ネットで情報得て調べものをしている人もいますが、ずっとSNSのやりとりをしている人もいます。わずかな時間でも誰かと繋がっている安心感があるのかもしれません。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が、“子どもが将来SNS依存症にならないための方法”についてお話ししたいと思います。
■SNSに依存する大人たち
最近“自撮り棒”の危険が叫ばれています。周りの人の視界を遮ったり、棒が当たって怪我をさせたりするので禁止する施設も出てきました。
さらに、ママでも写真をネットにアップする目的で、外食するたびに食事前に写真を“カシャッ”と撮ることに夢中の人もいます。
撮る人は、そこにいない人に「私は今日はこんなにおいしいランチをしてきたんですよ」と情報を送り、「いいね」を押してもらいたいかもしれませんが、美味しい物の検索はいくらでもできるわけで、見ている側は「あなたの食べたケーキやランチの中身には興味ないよ~」と思っているかもしれません。
実際、こだわりのあるシェフが撮影行為を“禁止”している店もあるそうです。
■SNS依存度チェック5個
“私を見てほしいという欲求は誰しも持っているもの”なのかもしれませんが、これが完全に満たされない時、依存症、中毒に陥ることがあります。下記に思い当たることが多い人は、SNS中毒になっているもしれないのでご注意を!
(1)誰かの携帯が鳴ったら「私の携帯かも」と見てしまう
(2)バイフレーターが震えてもいないのに錯覚して携帯を確認する
(3)2分に一度はSNSチェックする
(4)用もないのに、電車の中や、待ち時間はSNSをずっと見ている
(5)何かをするたびに、SNSアップ用として写真を撮影する
■SNSに依存しないために、幼児期から気を付けること
幼児期から常に誰かと比較されて、あるがままの自分を認められることなく成長した人は、満たされることのない欲求がくすぶっています。
親の対応がSNS依存症に直結する訳ではありませんが、満たされない思いを人は自然に埋めようとするものです。
例えば下の子ができたとき、赤ちゃんの世話が中心で上の子にほとんど構っていないケースでは、親の関心を引くため哺乳瓶を欲しがったりおもらししたり、赤ちゃん返りが目立つようになるでしょう。
そんなとき「ママは弟の世話で忙しいんだから、あっち行ってて!」「どうしてママを困らせるの!」と言われ続けたら、その子はどうなるでしょうか?
満たされない気持ちは、親から“他人”に向けられます。保育園の担任に家庭で満たされない思いを埋めようと、わざと困らせて自分だけに注目してもらおうと、保育を妨害し必死になる子もいるでしょう。
そんな子どもが成長して、やがて携帯を手にした時に、ネット上のット上の様々な人と繋がり一日中、これに費やすようになることもあるのです。
いかがしたか。
筆者の体験談ですが、運動嫌いの中学生がある日、突然「休日に何もすることがないので“ハイキング”に行く」と言い出し、彼をよく知る人が「あまり動くのが好きでもないし、趣味で山登りなど運動系のものはしないのに、どうしてまたハイキングに行こうとするの?」と質問しました。
すると彼は「写真を撮って友達に見せるため」と答えました。自分がリアルにその瞬間楽しむのではなく“SNSにアップすること”だけが目的で出かけようとしていたのです。
これと同じようなことで、運動会で撮影し投稿することだけが目的になってしまい、生で空気を感じ目に焼き付けることをしない親を見かけます。これはもったいないことではないでしょうか。
SNSを楽しむ目的ではなく、“今”その瞬間を楽しむ親子でいられるといいですね。
【画像】
※ Monkey Business Images / Shutterstock