【冴え女シリーズ(7)】[根暗な私に先輩は眩しすぎる]第11話(後半)「俺に少し言い訳させて?」 (2/3ページ)
優しいうえに、優良物件なんだよ」
彩「い、意地悪な人はやです・・・」
健「その分、あとで優しくしてあげる」
彩「き、気が収まったら・・・自分が先輩を見つめたら、興味が失せるんでしょう?自分は先輩の中で、その他大勢のひとりなる・・・嫌です、そんなの」
健「ん? あんたそんな事考えてたのか?」
彩「先輩意地悪なのに、どんどん惹かれていく自分が嫌でしょうがなくて・・・。まるで焼かれるのがわかってて、火に引き寄せられてく虫みたいで。必死に先輩の気を引こうと無関心を装おうとしたのに、でも抗えなくて・・・」
健「・・・な、泣くなよ・・・泣かれるのは困る。みててもちっとも楽しくない」
彩「先輩が望むような、先輩の気まぐれに付き合えていつでも切り捨てられて、からかうと面白いだけの女に、なれたらよかったのに・・・」
健「ちょっと、待ってくれよ。俺、あんたにそんな事望んでないって」
彩「ごめんなさい・・・」
健「あー、マジか・・・俺そんな風に思われてたなんて、さすがにショックだ。いや、ごめん、ほんと、いじめ過ぎた。恋は駆け引きっていうか、つい試合感覚で、その・・・攻めすぎたと、いうか・・・」
彩「いいんです・・・恋愛をするどころか、まともに人と交流してこなかった自分が悪いんです、全部・・・」
健「自己完結すんなって。俺に少し言い訳させて?」
彩「言い訳、ですか?」
健「だって、あんたの中で俺がかなり酷い男になってるみたいだから。俺は、ここにあんたをからかいにきたんじゃない。何度も言ったけど、あんたに興味を惹かれて、あんたに会いにきたんだ」
健「その、最初は俺の事まったく意識してないコイツはなんなんだよ、俺の事意識させてみせるっていう、なんかスポーツ選手特有の、負けず嫌いな気持ちがあったんだけど、今は違うんだ」
健「あんたと話してる間に意識が変わった。