今スグ読ませるべき!幼児期の「読書量と将来の学力」驚くべき関係性とは!?
幼児期の絵本の読み聞かせは“語彙が増える”“心が豊かになる”“親と子のスキンシップが出来る”など様々な効能がありますが、忘れてはならないことがあります。
それは、“絵本の読んでもらっている子どもは学力が高くなる“ということ。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が“読書と学力の関係”についてお話ししたいと思います。
■本を読まない子に、将来引きおこる悪影響5つ
岸本裕史さんの『学ぶ力と伸びる力 学力の上台は幼児期に』による、小学校1年生と6年生の読書量による学力、速読率、テレビ・ゲームの視聴時間の比較について、表でまとめるとこうなります。
この表からわかることは、以下の5つです。
(1)小学校1年生で持っている言葉が多い子で7000語、少ない子で2000語、なんと5000語もの差が既にある。
(2)その差は縮まるどころか小学校6年生で3,7000語と8000語の開きとなっていく。
(3)語彙が多い子は一ヶ月に30冊以上、本を読んでいる。反対に語彙が少ない子は一ヶ月に1冊も本を読まない。
(4)本を読む子は1秒間に20文字以上読めるが、読む習慣がない子は多くてもたった5文字である。
(5)本を読む子はゲームやテレビは一日30分程に対し、本を読まない子は一日3時間~6時間も見ている。
このように“読書量”と学力に比例関係がありそうなことは否めません。ですから、少しの量でもいいので、小さいうちから本を読む“習慣”をつけてあげることが大切なのです。
■「幼少期に本を読まない子」はいつまでも読まない!?
幼少期は全く本を読まなかった子が、小学校1年生になったら急に学校の図書館に足しげく通い、読書の虫になるでしょうか?
やはり、それは期待できません。幼児期に絵本に触れていなかった子は“本が好き”ではありませんから読書する子には育っていません。しかし、幼い頃から絵本を読んでもらっている習慣がある子は自然と本が好きになります。
そして、やがて文字が読めるようになってくると自分で読書するようになり、言葉がどんどん増えていきます。それが6年生で持っている語彙数の差として表れてくるのです。
■何故、読書率が学力に比例するのか?
小学校の先生は異口同音にはっきりとおっしゃいます。
「学力の高い子で本が嫌い子はいない。勉強が出来ない子は本を読む習慣がない」
よく考えてみれば当たり前のことです。国語も算数も理科も社会もすべて活字を読むことがスタートだからです。もし、1秒間に5文字程度しか読めず、読むのが苦痛になれば、文章を見て睡魔が襲ってきて勉強しなくなります。結果、低学力になります。
小学校1年生のうちは“漢字の筆順を正しく書ける”“計算問題が得意”であれさえすればある程度、テストは回答でき、成績も悪くはなりません。
しかし、読書の習慣がついていないと、小学校2年生以降、国語は長文読解問題、算数が文章題ばかりになったとき急に学力が低下していくのです。
■絵本の読み聞かせは「いつまで」すればいいか?
小学校1年生になったからといって急に「一人で読書しなさい」と突き放してはなりません。まだ、ママの温かい胸に抱かれて読んでもらいたい年齢なのです。
小学校4年生くらいまでは、子どもにリクエストされたら読んであげましょう。心配しなくても親の見ていないところではちゃんと自分で読書していますからあまり神経質にならなくて大丈夫ですよ。
中学生になって「ママ読んで」と言ってくる子はいません。その頃にはママが雑誌系だけ、あるいは一ヶ月に一冊も本を読まない親であっても子どもは読書する子に育っています。
いががでしたか。
ちょっとさぼり気味になってしまう”読み聞かせ”。子どもの将来のためにも毎日一冊くらいは絵本を読んで“本好きな子”にしてあげましょうね。
【参考】
※ 岸本裕史(1997) 『学ぶ力と伸びる力 学力の上台は幼児期に』
【画像】
※ Dmitriy Kurnyavko / Shutterstock