ビジネスの基本! 名刺交換の流れと気をつけたいポイント

フレッシャーズ

新人研修で一度は経験する名刺交換。ビジネスの基本ですが、なかなか誰も注意してくれるものでもなく、しかも評価は受け取った人にしかわからないため、良くないやり方をしていても直すタイミングがないものです。ここで一度、名刺交換の基本の流れについてあらためて確認しておきましょう。
■名刺を切らさない!

名刺交換の準備として大事なのは、とにもかくにも名刺を切らさないことです。名刺を切らしてしまったり忘れてしまった場合、「あいにく名刺を切らしておりまして」と謝罪をすることになりますが、これは印象がすごく悪いことなのです。例えば展示会なんかでは、名刺を渡して相手に自分のことを知られたくない場合に、「名刺を切らした」と言い訳をすることもあるので、場面によってはそう受け取られてしまう危険性もあるのです。

また名刺を準備する際には、自分の名刺入れに入れた名刺が汚れたり折れ曲がってしまわないかも同時に確認しておきましょう。長年使い込んだ名刺入れはさまざまな汚れが付着しているものです。名刺交換時にお客さんの目の前に出すものでもあるので、名刺入れ自体が綺麗であることも大切ですね。

・綺麗な名刺を忘れないようにする意識が、すでにマナーの一環

■立って、お願いする側から差し出す

いざ名刺交換となったら、立って行いましょう。テーブルを挟むのではなく、直接相手と向き合って両手で行います。差し出すのは必ず何かをお願いする側、つまり「目下から目上へ」となります。常に自分から差し出すことを意識しておけば、たまに「目上」の立場になったときには「少しだけ動作をゆっくり行う」くらいの意識でちょうど良くなります。

複数名で名刺交換する場合は、同じ側の人間の中でも部長とか課長、上司といった格上の人から順番に行いましょう。例えば、自分と上司が営業に伺い、迎えてくれるのが相手先の担当者とその上司だという場合。まず自分の上司が相手の上司と名刺交換をして、最後が自分と相手担当者(すでに見知っている場合は省略)です。この間は立ち位置と流れによって順番が前後します。大人数で訪問したりされたりすると名刺交換が煩雑になってしまいますが、若干こっけいな様子になって場が和むこともあります。

・名刺交換では、お願いする側から差し出すことを忘れない

名刺を差し出すときは、相手の名刺よりも下になるように両手で持って謙虚さを表します。そして同時に交換する場合には、両手で差し出してからすぐに右手で名刺を差し出しつつ、相手が出した名刺を左手で受け取ります。慣れないとモタついてしまいますが、慣れればスムーズになります。

■受け取った名刺はテーブルに並べておく

最後に、受け取った名刺は商談中はテーブルに置いておきましょう。相手がひとりなら、自分の名刺入れの上に相手の名刺を置いておきます。複数人であれば、名刺入れにのせるのは最も立場の高い人のものにしておき、そこから着席順にテーブルに並べておくことで、名前を呼び間違うことがなくなります。

・いただいた名刺は相手だと思って丁重に扱おう

いかがでしょうか。たかが名刺交換ですが、されど名刺交換というもので、スムーズにいくと商談への入り方もゆとりを持って臨めますよ。何度も経験して慣れていくことで、社会人としての振る舞いが身についていくでしょう。

(ファナティック)

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