取引先・同僚への「年末の挨拶」の基本や文例まとめ
■取引先を直接訪問する場合
取引先に普段から足を運んでいるような関係であれば、年末の挨拶も直接訪問するのが自然です。
一般的な訪問では、アポイントを取って先方と時間を合わせるのが望ましいです。年末の挨拶も、できればアポイントを事前に取りましょう。ただ、実際に年末の挨拶でたくさんのところを訪問する場合、細かいアポイントを逐一取っていては年内に終わらない場合もありますよね。そのため、アポイントは必須ではなくなっていることもあります。また、11月半ばあたりからビジネスは年末モードに突入していくため、それ以降に最後に会うタイミングに、あわせて年末の挨拶をしてしまうこともあるでしょう。
直接訪問する場合、よくあるのが自社で準備したカレンダーや手帳を渡すことです。職場の慣例に従いましょう。「一年間大変お世話になりました。来年も何卒よろしくお願いいたします」ということを述べます。
・直接訪問する場合、アポイントなしで突撃してカレンダーを置いてくることもある
■メールであいさつ文を送るなら
直接訪問できるところも限られてくるので、メールであいさつ文を送る場合もあるでしょう。普段からメールでしか付き合いのないところにはもちろん、メールで年末の挨拶を送ることになります。
メールで挨拶を送る場合、内容として入れたいのが本年中の感謝文と、年末年始の休業期間案内です。「本年は格別のご愛顧を賜り、厚くお礼申しあげます」、「なお、当社の年末年始の休業期間は下記の通りです」という言葉を使いつつ、自分の言葉でお礼と来年への意気込みを述べましょう。
・メールで挨拶を送っても問題ない
なお、複数の関係先にまとめてメールを送りたくなるかもしれませんが、やめましょう。宛先の「○○様」がない時点で、受け取った相手は「定型文だ」と感じてしまい、まさに虚礼となってしまいます。名前だけでも都度書き直して送るくらいの礼儀を見せたいところです。
■職場内でも軽く挨拶回り
職場でも、最終日に打ち上げがあるかもしれませんが、もし参加しない場合はその日や前日などに簡単に挨拶回りをしましょう。あえて挨拶をするためだけに回らずに、仕事で関わった人との別れ際に「よいお年を」と声をかけるだけでも良いですね。
年功序列の強い企業であれば、わざわざ上司や社長のもとに伺って、かしこまって挨拶をすることもあるでしょう。いずれにせよ周囲の慣例をよく聞いたり観察して、失礼のないようにかつ、職場への思い入れを感じさせるようにしたいですね。
・職場での挨拶回りも忘れずに
年末の挨拶は、虚礼廃止として贈り物を廃止した企業でも行われている挨拶の慣習です。これになじむことで、日本のビジネスマンとしての振る舞いを身に付けていきたいですね。
(ファナティック)