11月19日は「備蓄の日」これだけは持っておきたい非常用ツール (2/3ページ)
■ 火は心の栄養
そういえば、FUTURUSで以前コールマンのマルチツールについて書かれた記事が配信された。ターボ式ライターに十徳ナイフの機能を装備した、男心くすぐるデザインの製品だ。
近年では世界中で禁煙が叫ばれているが、もしこの世からタバコがなくなってもライターは絶対になくならないはずだ。一切のライフラインが停止している中で、火と水はなくてはならないものだからだ。
東日本大震災の発生日は、3月11日である。3月の東北はまだまだ寒い。火を起こして暖を取る必要がある。
食糧の調理にも、当然ながら火は欠かせない。
人間、過酷な状況下では常に“温かいもの”を求めるようになる。同じ米飯でも冷めたものより温かいもののほうが、食が進むし勇気もみなぎる。
そういった“心の栄養”を火はもたらしてくれるのだ。
■ トイレ問題を解決する
動物は、物を食べたらそれを出さなければならない。
そんな汚い話をするな、などと言わないでいただきたい。被災地において食事と等しく重大な問題となるのが、トイレである。上下水道が麻痺している場合、トイレでは用を済ますことができない。
ではその辺に穴を掘って用を足せばいいじゃないか、というのは短絡的な発想だ。排泄物は様々な病気の根源となる。
たとえば軍隊が野営の際に真っ先に行うのが、清潔な環境の構築である。劣悪な衛生状態の中で将兵が次々に倒れていくということは、我が国の旧軍が散々経験している。
災害時においても、それは変わらない。そこで重宝されるのが携帯トイレである。
クリロン化成株式会社が販売する『BOS非常用トイレセット』は、排泄物の臭いも閉じ込めてしまおうという画期的な製品だ。排泄物の処理はすぐにはできず、救助隊が来るまで使用済み携帯トイレは長く放置されることになる。
そこから発生する悪臭は、被災者の健康にも悪影響を及ぼしてしまう。
逆に、その問題一つが解消されれば避難所での生活状況は大きく改善する。