【TBS】新聞全面広告で名指し批判された「NEWS23キャスター」の言論レベル (2/2ページ)
岸井氏が吠えた夜
<意見広告>は岸井氏がコメンテーターとして個人的意見を言う自由は認めつつも、番組と局を代表するキャスターの立場での前述発言は、偏向によって国民の知る権利を蹂躙していると言う。
——ここで時間を十数年さかのぼる。
場所は新橋の居酒屋で、筆者の目の前には岸井氏。メディア関係の会合を終え、強引に誘われた二次会だった。テレビ局に重宝されるだけあり、岸井氏は話がうまい。大先輩からのアドバイスを傾聴していたのだが、ある話題で突然、彼が気色ばんだ。
「おたくはさあ、CIAから情報もらってるんだろ!」
当時、筆者が所属していた「媒体」のネタ元が、米国・中央情報局CIA(注3)だとお怒りなのだ。以後、いくら否定しても九官鳥のように「CIAだろ!」としつこく繰り返し、最後は泥酔してお帰りになった———。
昔の酒席エピソードまで持ち出したのは恐縮だが、岸井氏の楽しい、悪くいうとオッチョコチョイな人柄が分かってもらえるはず。これまでもテレビでサヨク(注4)的な発言を繰り返してきたが、そこに「放送法とは?」という深謀は無かっただろう。 この<意見広告>には概ね同意するが、確信犯とはいえない岸井氏に関しては追い詰め過ぎではなかろうか? ご本人の反省と総務省の見解を待ちたい。
そして、もし岸井氏がこれを読んでお怒りになったら……。 あの夜「おごってやる」と仰ったものの、泥酔した岸井氏に代わって支払いは筆者が済ませたということで(注5)、ご勘弁頂きたい。
(1) 時間配分…テレビ東京だけが両論の配分が50%・50%で、また株を上げた。
(2) 放送法…テレビ局はこれを遵守しなくてはならない。
(3) CIA…はっきり言えば米国のスパイ機関。
(4) サヨク…まともな「左翼」と違い、ものを深く考えない。
(5) 支払い…その後、岸井氏から詫びや支払いは無い。
著者プロフィール

コンテンツプロデューサー
田中ねぃ
東京都出身。早大卒後、新潮社入社。『週刊新潮』『FOCUS』を経て、現在『コミック&プロデュース事業部』部長。本業以外にプロレス、アニメ、アイドル、特撮、TV、映画などサブカルチャーに造詣が深い。Daily News Onlineではニュースとカルチャーを絡めたコラムを連載中。愛称は田中‟ダスティ”ねぃ