え、何するの? 江戸時代には「おなら」をする職業があったってほんと? (2/2ページ)
■「勝負下着」もレンタル?
江戸時代は「レンタルショップ」も人気の職業で、なかでも利用者が多かったのが「ふんどし」。洗わずに返せる利便性から大ヒット商品になっていたのです。
現代ではパーティや成人式など「一時的」な行事で利用されるのに対し、江戸時代は日用品もレンタルするひとが多くいました。当時のレンタルショップは損料(そんりょう)屋と呼ばれ、
・鍋や釜などの炊事用品
・ふとんや枕
・着物などの衣料品
・蚊帳(かや)などの季節用品
までも扱われていたのです。なかでも人気が高かったのが「ふんどし」で、
・そのまま返却できるので、洗うテマなし
・料金を支払えば、洗濯済みの物が借りられる
の手軽さから、多くのひとに利用されていたのです。
なぜレンタル品が人気だったのでしょうか? おもな理由は、
・物価が高かったので、買うのがタイヘン
・火事が多く、家具を持ちたがらなかった
と言われていますが、夏にしか使わない蚊帳は納得できるにせよ、下着までレンタルでは落ち着かなそうですね…というのも、ふんどしはおしゃれ用で、普段から利用しているひとは4割ぐらいしかいなかったとのデータもあります。つまり、大半のひとはフル○ン生活、レンタルふんどしはデートのときの「勝負下着」だったのです。
使用済みのふんどしを新品に交換してもらう料金は、そば3杯分との記録もあるので、現在の価値なら千円弱。いくら人気の職業とはいえ、汚れたパンツを引き取る損料屋も気苦労が絶えなかったことでしょう。
■まとめ
・江戸時代には「おなら」の身代わりになる職業・屁負比丘尼が存在した
・おなら以外の責任も負うため科(とが)負比丘尼とも呼ばれた
・江戸時代はふとんや鍋などの日用品も「レンタル」が多く利用された
・レンタルのヒット商品は「ふんどし」。洗わずに返却できる手軽さが人気を呼んだ
(関口 寿/ガリレオワークス)