食べ過ぎていませんか?不妊対策に「粗食」をトライしたい理由
「炭水化物を摂らず肉を食べる」「菜食が身体に良い」など、現代は健康に関して様々な情報で溢れています。どの情報や考え方も目的は“健康”ですよね。
“カラダが資本”とはよく言いますが、健康でなければ、日々のパフォーマンスを上げることは困難です。また、増加の一途を辿る不妊に悩んでいるカップルにとっても、現状打破への突破口にもなり得るアプローチの一つでしょう。
今日はヨガインストラクター兼アーユルヴェーダアドバイザーの筆者が、健康なカラダづくりのための食生活ヒントについてお話します。
■100歳を過ぎても子供が作れる!?
スコットランド生まれの農家“トマス・パー”さんはなんと152歳まで生きたそうで、しかも105歳で不倫相手に子供ができてしまったというので驚きです。そして彼こそが、あのスコッチウイスキーのラベルになっている方です。
彼は粗食の生活をずっと続けてきたのですが、あまりの長寿にヨーロッパの人々は興味をもち、ついにはイングランドの王家に呼ばれたそうです。そしてそこで慣れない豪華な食事を大量摂取したことが原因で死に至ったと言われています。
アーユルヴェーダでは特にベジタリアンを推奨しているわけではありませんが、やはり肉(豚・牛)や魚はとても消化に時間がかかる重い食べ物のため、あまり無駄に常食することはすすめていません。
消化が重いものを食べてしまうと、消化にエネルギーが奪われてしまうので疲れてしまうんですね。もし肉・魚を食べるとしたら、1日のうちで最も消化力の高い昼の時間に食べた方が良いでしょう。
また、どれくらいの量が最適かと言えば、アーユルヴェーダでは胃の中の1/3が固形で1/3が水分、最後の1/3は空洞にしておくべきだと考えます。こういったことからも、やはり1汁3菜を腹8分目で食べることがベストなのではないでしょうか。
■食べ過ぎが出生率を下げる
ご紹介したトマス・パーさんは粗食の生活で105歳にして子供ができたとのことですが、食べ過ぎ傾向にある地域のアメリカ・ヨーロッパ・日本など主に先進国は、アジア・アフリカ・中南米などの国に比べて極めて出生率が低く人口減少傾向にあるそうです。
食べ物には消化されていく段階があり、きちんと消化が進めば体液、血液、筋肉、脂肪、骨、髄、そして最後に“精液”ができるとアーユルヴェーダでは考えられています。
言い換えれば消化に重いものを常食していると、きちんと最後まで消化することが難しく、精液をつくることができなくなるわけです。これは女性の場合でも同じです。
ですので、日頃からきちんと消化ができる量と質を心掛けていかないと、不妊にも繋がってしまうのですね。
いかがでしたか?
どうしても忙しい現代人は、外食やコンビニ弁当などに偏りがちですが、それらのほとんどはとても消化に重いものばかりです。不妊に悩んでいる方は、明日からご主人のお昼をお弁当にしてあげるのも対策の一つです。
「消化の良いものを腹八分目」という食生活を習慣にし、健康で長生きできる身体作りをこころがけてみてください。
【著者略歴】
※ Yuno・・・ヨガとアーユルヴェーダを専門とし、自身のスタジオWindhillを2015年港区白金台に設立。また今年出産を終えた1人のママとして、特に最近は妊婦や産後の身体についてを中心に学びを深める。ヨガやアーユルヴェーダを通じて妊婦さんや産後のママのサポートができるよう活動しております。
【参考】
※ 南雲吉則(2012)空腹が人を健康にする(サンマーク出版)
【画像】
※ racorn / Shutterstock