AKB48の「クリスマスおねだり」が激化…高額ブランドや金券が飛び交うアイドル業界の闇 (3/3ページ)
「金券まで飛び交う」アイドルとファンの異常さ
AKBよりもマイナーなグループはさらに生々しい。東京・渋谷を拠点に活動するローカルアイドルグループ「asfi(アスフィ)」のメンバー・美木優希奈(18)は今年4月、美顔ローラーやサマンサタバサの腕時計をおねだりしていたことをファン当人によってバラエティー番組で暴露された。
実際にはTwitter上で「ReFaの丸いコロコロが二つ付いたローラーか、こんな感じのサマンサの時計が欲しいです…!」とファンにコメントを送っており、希望する腕時計の画像まで添付している念の入りようだった。ファンは「甘える癖を直して欲しい」「甘やかしすぎた」などと苦言を呈したが、美木は番組に出演せず問題のツイートまで削除してしまうというガチンコの気まずさが漂っていた。
「さらにマイナーな地下アイドルの世界になると、高額のブランド物だけでなく金券までプレゼントするファンがいる。貢ぎまくってアイドルに気に入られれば個人的に連絡できたり、場合によってはデートできることも。メジャーアイドルより『もしかしたら食えるかも……』という可能性がありそうに思えるため、プレゼントの生々しさが増しています。そこまでくると完全にキャバクラと変わりませんけどね」(アイドルライター)
おねだりは「大人同士の遊び」であるキャバクラならいいが、中学生や高校生のメンバーが多いアイドルグループでは教育上問題があるのではないかと心配になる。しかし、あざといアイドルたちと彼女たちに気に入られようと必死なファンによるクリスマス狂想曲は今年も盛大に繰り広げられることになりそうだ。
(取材・文/夢野京太郎)