世紀の発明のはずが!? 電話の特許は他の発明の「ついで」だったってほんと? (2/2ページ)

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電話にさほどの興味を示さなかったベルに対し、イライシャが特許申請する!と聞いてハバートがあわてて出願、わずか2時間ほどの差でベルの特許が認められました。ただし申請内容のほとんどは「多重電信」、つまり1本の電線でどれだけ多くの情報を伝えられるかが中心で、電話機に関する記述は「おまけ」程度。ところが「先に出したもの勝ちルール」によってイライシャを押しのけ、ベルの特許となったのです。

■「しかたなく」始めた大企業?

晴れて電話の発明者となったベルは、その後も数奇な人生を送ります。しかたなく始めた会社が、世界屈指の通信事業に発展したのです。

特許を取得しても1円にもなりませんので、ベルはモールス信号に代わる道具として電話を「特許ごと」売りに出しますが、相手企業からは「要らねーよ」とつれない返事…当時は「会って話せば良くね?」な風潮が強く、必要性を理解してもらえなかったのです。そんな経緯から、なかばしかたなく「ベル電話会社」を設立。ついで+しかたなくでは先がしれていますね。

ところが電話事業は大成功、やがては巨大企業であるAT&Tへ発展、ベルの名を冠した研究機関「ベル研究所」も設立されたのです。

「運も実力のうち」と言われますが、ベルの電話に対する興味を考えると、強運?実力?かビミョウですね。入れ込むあまりにうまくいかないひとは、少し冷めた目でみたほうが良いのかも知れません。

■まとめ

 ・電話の発明者であるグラハム・ベルは、電話にはあまり興味がなかった…

 ・仲間が出願してくれたおかげで、2時間差で特許を取得できた

 ・電話の特許を売り込むも「要らない」と断られ、自分で電話会社を設立した

 ・やがては世界的な大手通信会社・AT&Tに発展した

(関口 寿/ガリレオワークス)

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