髪が痛むと5割も水分量が少なくなる!冬にやるべき髪の乾燥対策

Suzie(スージー)

髪が痛むと5割も水分量が少なくなる!冬にやるべき髪の乾燥対策

「ぷるぷる」「うるうる」「ぴちぴち」など、若さをあらわすオノマトペは、水分量と密接に関係しています。肌も髪も、乾いていればいるほど、若々しい印象からはかけ離れていきます。

秋冬は、とくに空気が乾燥しやすいので、髪にとっても厳しい季節。今回は髪の乾燥対策について、ヘアケアに詳しい川崎市のヘアサロン『gite by Core Flock』の代表、浜口雄一さんに教えていただきました。

■傷んだ髪は健康な髪より水分が少ない

適度な水分量を蓄えた髪は、うるおいがあって若々しい印象に見えます。水分が多いと髪は柔らかく見え、少ないと感じます。

実はこの水分保持量、健康な髪とダメージヘアでは、その量に大きな差が出るのだとか。

「本来健康な髪の毛には、11%~14%の水分が含まれているといわれています。これは、完全に乾いている状態でも内部にそのくらいの水分を蓄えることができるということです。一方、髪が傷むと保持できる水分量が急激に減り、6%~8%しか水分を保持できなくなります」と浜口さん。

つまり、健康な髪に比べ、ダメージヘアは、ほぼ半分くらいの割合の水分しか保持できなくなっているということ。

「水分が減ると髪が硬くごわついて見えるだけではなく、ぱさついたり、枝毛ができやすくなったりするというデメリットがあります」

それでは、乾燥する秋冬には、どんな乾燥対策があるのでしょうか?

■浜口さんがオススメする3つの乾燥対策

(1)髪に水分が蓄えやすい状態に近づける

髪に水分を蓄えるということは、水分を閉じ込めやすい状態にするということ。

「自宅でできるケアとしては、インバストリートメント(お風呂で使うシャンプーの後のトリートメント)を、保湿力の高いしっとりタイプに変えて、毎日しっかりケアすることがあげられます」

さらに、アウトバストリートメントも併用すると、より水分を蓄えやすい状態になるそう。

「オススメはミストタイプのアウトバストリートメント。髪に浸透しやすく、水分量を保つことができます」

ただし注意すべきは、アウトバストリートメントを使ったとしても、必ず髪を乾かしてから寝ること。髪が濡れている状態は、キューティクルが開いているので、刺激に弱い状態になっているからです。

(3)美容院でトリートメントをする

美容院のトリートメントは、家庭用のトリートメントよりも保湿力が高いものを使用しているので、一回のトリートメントでかなり見た目が変わるほど、乾燥がやわらぐのだとか。

「サロンで定期的にトリートメントされると、手触りもよくなりますし、見た目にもうるおい感がはっきり変わりますよ」と浜口さん。

特に、ロングヘアの人は、毛先部分の髪は2~3年も、世の中の荒波にもまれた髪。乾燥も強くなっているので、時々美容院でのスペシャルケアをしてあげるのがよさそうです。

(3)髪が濡れている状態でオイルをつける

「髪が濡れている状態で、オイルタイプかミルクタイプの洗い流さないトリートメントをつけると、水分が中に閉じ込められます」

つまり、水分を含んだ髪に、油脂で蓋をしている状態。実は筆者も先日、髪のダメージを指摘され、お風呂あがりの濡れた髪にミルクタイプのトリートメントを使用することにしました。

すると、たった1週間ほどで、わかりやすく髪の状態が変わり、ごわごわ感がなくなりました。

秋冬の髪の乾燥に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

(文/佐藤友美)

【取材協力】

※浜口雄一・・・日本を代表する人気サロンのケミカル教育担当を経て『gite by Core Flock』をオープン。その豊富なヘア知識は、美容メーカーの開発担当者がアドバイスを求めにくるほど。

【参考】

gite by Core Flock ホームページ

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