給与増額傾向も! 男女平等の時代、日本の働く女性の数ってどうなっているの?

フレッシャーズ


国ぐるみで女性の社会進出のサポートが行われています。女性社員のサポートを充実させる取り組みを行っている企業も増えてきました。では、日本の「働く女性の数」っていったいどれくらいなのでしょうか?

■女性の労働力人口は増加している!

厚生労働省が「平成26年版働く女性の実情」という情報を公開しています。これは女性雇用者数や、パートをしている人の人数などがまとめられているものです。

まず日本における2014年の「女性の労働力人口」は2,824万人です。これは前年の2013年と比べると20万人増加。男性は3,763万人ですが、前年よりも10万人減少しています。男女の割合では女性が42.9%と、こちらも前年より増加しています。女性の労働力人口は年々わずかずつですが増加しており、10年前と比べると1.5%ほど増加しています。

※労働力人口=15歳以上で労働している者、また労働する意思・能力を有している者の数

では「雇用者数」はどうなっているのでしょうか? 厚生労働省の調査では、2014年度の女性雇用者は2,436万人。前年よりも30万人も増加しているそうです。また雇用者総数で見ると、女性雇用者は43.5%を占めます。これも前年より増加しています。

また、女性雇用者を産業別に見ると

・医療

・福祉

・卸売業

・小売業

といった分野で特に増えていると発表されています。

■給与額も前年比で増加

女性雇用者の「お給料」はどうなっているのでしょうか。「平成26年版働く女性の実情」では2015年度の女性雇用者の「きまって支給する現金給与額」も調査しています。これによると、「10人以上の常用労働者を雇用する民営事業所」における女性一般労働者の「正社員・正職員」は

・27万5,900円

となっています。これは前年比で2.0%増です。また正社員・正職員以外の女性雇用者の額は、

・19万1,200円

と、こちらも前年比で3.5%も増加しています。賃金が増加している現状ですが、総実労働時間も気になるところでしょう。「規模5人以上事業所」における女性常用労働者の平均月間総実労働時間の調査結果は「125.3時間」となっています。この数値は前年比で0.6時間減となっています。労働時間は減っているけど、お給料は増加しているのはいいことですよね。

※きまって支給する現金給与額=手取り額でなく、所得税、社会保険料などを控除する前の額。各種手当も含んだ金額

■パートをする女性が大きく増えている!

結婚などをしてパートに出る女性も多くいますが、その数はどうなっているのでしょうか? これは「パートタイム労働者の入職・離職状況」という項目で紹介されています。

これによると2014年の女性のパートタイム労働者は139万8,100人。前年比で21万7,700人も増加しています。男性も60万6,400万人(前年比5.8%増)となっていますが、やはり女性の方が多いようですね。

公表されているデータを見る限りでは、働く女性の数は年々増加しているようです。労働力人口も男性に迫る勢いですし、今後はより一層女性の社会進出が重要になるかもしれませんね。

参考:平成26年版働く女性の実情

http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/josei-jitsujo/dl/14b.pdf

(中田ボンベ@dcp)

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