「養老天命反転地」:水野しずアート連載1 (2/3ページ)
前置きがすごいありえんくらいキモくなってしまい反省しました。これ以上教祖ナイズされた口調で世間から白びた眼差しを浴びるのはよくないので本題に入ろうかと思います。第一回は私の故郷、岐阜を代表するアートスポット「養老天命反転地」について取り上げようかと思います。以下wikipediaより引用。
養老天命反転地(ようろうてんめいはんてんち)とは岐阜県養老町にある養老公園内の有料施設である。荒川修作とマドリン・ギンズによる構想を公園施設として作った。作品の中を回遊し体験することで作品を鑑賞するモダンアート。芸術作品であり、博物館法に定める博物館・美術館ではない。
作家の荒川修作氏は奇しくも私と同じ武蔵野美術大学中退という経歴でいらっしゃいます。私と違い入学後すぐにやめたそうなので判断力は先生の方にかなり部があると言えますが。養老天命反転地とは、平衡感覚や遠近感を揺さぶり知覚の再構成を促すことを目的とした「ランドアート」と呼ばれるジャンルのテーマパーク的芸術施設で、要するに迷路みたいな家とか急な斜面とか急勾配の道が園内に配置されたアスレチック感覚の公園(入場料大人750円)なのです。私はこの施設完成した1995年頃に家族で訪れています。不思議の国のアリスの世界に飛び込んだような日常を逸脱した新感覚アスレチック体験に幼心にかなりエキサイティングした記憶があります。少し前に姉と会話をしている時にふと養老天命反転地トークに花が咲き、大変に盛り上がったので想いを馳せたのですが、その後十数年ぶりに反転地を再訪した姉の表情は曇りに曇っていました。顔に緞帳が降りていると思いました。
「荒れ果てていたよ…」
姉はそれ以上養老天命反転地への言及をしなかったので現在の状況に付いてそれ以上の情報は得られなかったのですが、私はその一言でおおよその現状を把握致しました。
岐阜のアレだ…
岐阜県民は殆ど関東県に進出しません。岐阜、愛知、三重の東海三件には「東濃ゾーン」という摩訶不思議なフィールドが形成されており、東濃文化圏の味噌漬けにされた濃厚すぎる浸透圧が他の地方の価値観の到来を阻むのです。