【冴え女シリーズ(8)】[女性小説家と男性編集者の場合]第4話(前半)「完全にゴミでしょう」 (1/3ページ)

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【冴え女シリーズ(8)】[- 女性小説家と男性編集者の場合 -]

■作品概要
若い世代に絶大な人気を誇る純愛小説家「唯ヶ浜栞」。その実態は山田典子というありきたりな名前な上にだらしない。恋愛小説を書いているも恋愛経験は無し。ある日、編集者の「樹」が「典子」の部屋にやってくる。しかし、あまりの部屋の汚さに打ち合わせは中止。急遽、2人で部屋の片付けをする事に・・・。


●第4話(前半)「完全にゴミでしょう」


藤沢「・・・」

山田「ぎゃっ!いったー」

藤沢「何をやっているんですか、先生?」

山田「あっ、ふ藤沢さん!」

藤沢「ずいぶんと楽しそうに本を読んでらっしゃいますね」

山田「あ、いえ、こ、これは違うんです」

藤沢「何が違うんですか?」

山田「本棚を片付けようと思ったら新人賞の置物を見つけて、テレビの横に置こうと思ったらそこにドーナツの商品券があって、それを財布にしまおうと思ったらなくしたと思った万年筆を見つけて、それを無くさないように引き出しにしまおうと思ったら自分の作品が初掲載されたこれを見つけたんですよ。決してサボっていたわけではなくてですね」

藤沢「なるほどそうですか」

山田「はい、そうなんです」

山田「いったー!」

藤沢「殴っていいですか?」

山田「もう殴ってるじゃないですか、バカになったらどうするんです」

藤沢「もうバカじゃないですか。人として」

山田「も、もー藤沢さん失礼ですよ。

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