サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「ダービーフィズの一発ある」 (2/2ページ)
であれば有力、人気どころの足をすくうことがあって不思議ない。そのうえ、前述したように外国勢の本気度が強いことが加わる。ならば一筋縄では決まらないと見るのが、むしろ自然ではないか。
穴党の出番である。外国勢のいずれかからと考えたが、海外から得られる情報が限られており、また馬体、稽古の動きなど、この原稿を書いている段階では関係者と接して取材できていないので、ためらいがあった。狙いは人気薄の日本馬。最も期待を寄せたいのは、ダービーフィズだ。
まだ重賞勝ちが1つ。それもGIII戦。前走の天皇賞・秋では見せ場さえ作れず、15着と凡走している。無謀な狙いと笑われてもしかたがないところだ。
が、天皇賞・秋は参考外にしていい。一息入ったあとで、まず体調が本当ではなかった。放牧でいったん体を緩めたこともあり、GIに臨むにあたって調教量が明らかに不足していた。前々走から16キロも体重が増えていたことが、その証拠だ。それと、レースぶりが消極的すぎた。それでも勝ち馬とは1秒差。5馬身ちょいしか負けていない。これなら挽回可能だ。
「オクテなのか、ここにきて驚くほどたくましくなって、調教での動きがこれまでとはまるで違ってきた。とにかく走る気になっている」
稽古をつける小島良助手がこう言って感心するほど状態がいいのだ。
距離延びてよく、左回りがスムーズな馬。使われて馬体が締まり、前走とは気配が一変している。ならば“一発”があっていい。
伯父にマンハッタンカフェ(菊花賞などGI3勝)を持つ良血。良馬場条件に大きく狙ってみたい。