実は大正解だった、「とりあえずお茶」。就活におけるメリットとは。

就活スタイル

ビジネスシーンの基本、TPOをわきまえたマナーを意識してか、就活時のドリンクには「お茶」をセレクトするという声が多数。普段の生活から、「自然と飲んでいた」という人も少なくありませんが、就活ドリンクとしての「お茶」にはどんな効果があるのでしょうか? 「お茶」のメリットや効能を、管理栄養士・料理研究家の五十嵐ゆかりさんに聞いてみました。


五十嵐さん「単純に味が好き、という理由でお茶をよく飲んでいる人は多いのですが、栄養の面から考えても、そのセレクトは正解と言えます。お茶の成分で代表的なカテキンには、抗菌作用、悪玉コレステロールの低下、体脂肪を減らす、認知力低下の予防、がん予防、口臭予防などが期待できると言われています。また、お茶には眠気覚ましに役立つカフェイン、気分をリラックスさせてくれる効果があるテアニンなども含まれています」

カテキンをはじめ、いろいろな成分が就活をサポートしてくれる効能を持っているんだそうです。

五十嵐さん「機能的で万能なカテキンには、さまざまな効果が期待できます。まず、抗菌作用は菌やウイルスから身体を守る働きが期待できるため、就活の大敵、風邪やインフルエンザ、O-157などの予防にも効果的です。また、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を減らしてくれる効果も期待できるので、食事と一緒にカテキンを摂ることで、脂肪の吸収を抑えて体脂肪を減らすサポートをしてくれます。味の面でも、和食だけでなくサンドイッチやパスタといったメニューにも合いますから、日々の食事や外出時の水分補給のドリンクには、緑茶をオススメします」

今まで「なんとなく」お茶を選んでいましたが、こんなにたくさんのメリットがあったんですね。より就活に役立てるとしたら、どんなシーンで飲むのが良いですか?

五十嵐さん「カテキンの抗菌作用には、口内での細菌の繁殖を防ぎ、口臭を予防する働きが期待できるので、人と会う前にお茶を飲むのはとマナーとしても良いですね。エントリーシートの作成など、就活にはデリケートな作業も多いですから、眠気を防ぎ知的作業能力を向上させる効果のあるお茶を飲みながら進めるとスムーズです。また、ストレスを感じた時には『お茶を一口飲んでリラックス』と意識するのも良いでしょう」

その効能からも、やはり就活にはピッタリな飲み物だった「お茶」。効果をフル活用するためには、どれくらいの量を飲めば良いのでしょうか?

五十嵐さん「毎日飽きずに飲めて、手軽にカテキンを摂取できることが、緑茶の大きなメリット。数値を意識しすぎる必要はありませんが、朝昼晩と湯のみで1日に10杯程度を目安に飲むのが良いでしょう。就活のためにも、健康維持や集中力の向上、ストレス緩和に役立つ緑茶を日々の生活に取り入れて、万全な体調をキープしましょう」

就活生にとってもおなじみの、伊藤園の「おーいお茶 緑茶」を例にカテキンの保有量を調べてみたところ、100mlあたり36mg。また、「おーいお茶 濃い茶」はなんと100mlあたり80mg! 「意識せずに気軽に」とのことでしたが、就活時はその成分にも注目してみては!?

(監修者プロフィール)
五十嵐 ゆかり (いがらし ゆかり)
管理栄養士/料理研究家
株式会社フードクリエイティブファクトリー代表。「食を通して幸せな人を増やす」という想いに基づき、管理栄養士・料理研究家として活躍。
■フードクリエティブファクトリー公式HP http://foodcreativefactory.com/

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