【勝負強い脳になる】脳科学者に聞いた、面接に強い脳をつくるコツ

就活スタイル

面接でベストな自分を出すためには「脳」の働きを利用すればいいらしい!? そこで、就活に役立つ「脳」の知識を、脳力開発研究所で顧問を務める志賀一雅先生にお聞きしました。脳のパフォーマンスをアップさせる方法は、実は簡単なことだったのです。

■自分の得意パターンで決める

面接は、ベストコンディションのタイミングで受けたいものですが、脳科学的観点から考えると、脳にとっては面接を受けるのは午前と午後どちらがいいのでしょうか。

「結論から言えば、自分の普段のライフスタイルに合った時間割を組むことが大切です。朝型の人は、午前中の面接が好ましいですし、夜型の人は午後の時間を選んだ方が自分の集中力が最大限に出せるはずです。しかし、面接の時間を選べない場合も多いですね。そんな時も心配することはありません。脳はとても便利にできています。専門的な表現をすれば、脳は環境順応性を持っているため、朝型、夜型、どちらにでも変われます。なので、面接に合わせて自分のライフスタイルを切り変えましょう。時間が取れれば、面接予定時間に合わせた生活スタイルを1カ月前から続けてください。最低でも3日、目安は1週間です」

面接時に最高のパフォーマンスをするために、脳の状態をベストに整えていくことが大事なのですね。

■脳の仕組みは案外単純?

「脳には右脳と左脳とをつなげる脳梁があり、とくに女性はその脳梁が太いと言われています。これは右脳と左脳が同時に働ことを意味します。そういう意味でも、実は総合職は女性に向いています。男性は脳梁が細いからどちらかに偏りやすく、右脳の芸術家、左脳の科学者など専門職に向いていて実際に男性が多いですよね。
男女問わず言えることは、心は脳の働きであり、心身をリラックスさせて意識を集中させると、脳からアルファ波がたくさん観察されます。このアルファ波状態になると、いかなる場面においても実力を発揮できるようになるのです。人前での発表や試験、面接時でも、緊張せずにうまくいくようになります。また、面白いことにアルファ波状態でイメージ(想像)したことは条件付けされて、イメージした通りになります。これは一般にイメージトレーニングと呼ばれていますね。面接の時間や場所、面接官と楽しく談笑している自分を毎日想像してみてください」

面接の練習で一番有効なのがイメージトレーニング。日々、大成功している様子を思い浮かべていれば、きっと本番で脳が働いてくれるはずです。

■ベストコンディションのために面接前日と当日の朝にやるべきこと

「面接時の準備は、前日までにしっかりとしておいてください。地図で場所を確認する、服装や持ち物のチェック、さらにどんな風に受け答えをするか? などなど。資料にもしっかりと目を通し、会社概要のおさらいをしておきましょう。寝坊が心配な人は、自分がスッキリと目覚めるシーンを想像しながら目覚まし時計をセットしましょう。眠りに就く時は、いい結果になったことを想像しながら「よかった、ありがとう」と楽しいことを考えながら、心(脳)をリラックスモードにさせてください。朝目覚めたら大きく伸びをして全身に力を入れながら『良く寝た~』と思いながら起き上がると、脳を活性化させるのに効き目がありますよ」

ポイントは、脳をリラックスモードにさせること。前日に面接の日の流れをひと通りイメージしておくと当日も焦らず行動できます。

■面接が上手くいく魔法の言葉とは?

「面接当日は、面接のことはいろいろ考えないことが大切です。移動中の電車のなかでは、この面接が終わったあとの楽しいことを考えた方がいい。早めに現地についたら不安や不満を意識しないでリラックスできることを優先させてください。携帯でネットサーフィンするのもほどほどしましょう。
どうしても面接のことを考えてしまう人は『面接が上手くできて良かった』と、過去形でイメージトレーニングしてみてください。脳は考えたことを実行しようとする力を持っていますから。終わったあとも悪いことを分析しないこと。自分におまじないをかけると考えたらいいですね。自己暗示です。
最後に脳を前向きな思考にさせる、おまじないの言葉をお教えします。不安な時は、『まあいいか、何とかなる、よくなる、きっと良くなる!』と心の中で念じること。脳の仕組みは、科学だけでは解明できない、非常にファジーな部分がたくさんあるものなのです。日常生活の中でも上手く活用してください。きっと毎日が変わりますよ」

いかにして、脳を利用するかが面接成功の鍵となるようです。奥が深いけど意外と単純、そんな脳の特性を活かして就活に臨んでみてくださいね。

文●鈴木晴美

志賀一雅さんプロフィール
工学博士、株式会社脳力開発研究所顧問。電気通信大学卒業後、松下電器産業入社。退社後、株式会社脳力開発研究所を設立。徳島大学工学部講師、日本理科学検定協会理事長、日本数学検定協会理事などを兼務した後、現在、日本バイオフィードバック学会会員、米国バイオフィードバック学会会員。サイ科学会理事 著書多数。

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