出張の多いサラリーマンに聞く、上手なカバン選び&荷物のまとめ方

就活スタイル

泊まりがけの就職活動。最適なかばんのサイズと上手な荷物のまとめ方は?

泊まりがけの就職活動で、たくさんの荷物を持って出かけるのは大変ですよね。荷物はできるだけコンパクトにまとめたいところですが、つい、あれもこれもと……。気が付けば、予想以上に荷物がかさんでしまうことがあります。上手な荷物のまとめ方を知りたい! 誰か教えて! ということで、大手自動車部品メーカーに勤める山田信吾さん(仮名・31歳/男性)へ相談。月2~3回、2泊3日程度の国内出張に出かけるほか、半年に一度はアメリカや韓国など海外出張へ行くのだとか。山田さんに、上手な荷物のまとめ方を聞きました。

■就職活動に最適なかばんのサイズは「高さ50~80センチ」?

「普通の旅行と違い、かばんにスーツを入れる必要がある場合は、荷物が増えるものです。スーツ、シャツ、革靴、かばんに加え、女性の場合はストッキングや髪留め、男性はネクタイや靴下が必要に。場合によっては就活書類を入れなければいけないこともあります。それらも一緒にしまうわけですから、小さすぎるかばんはNGです。おすすめは両開きのハードタイプのスーツケース。ハンガーを取り付けられ、真ん中にポケット付の仕切りがついているものがおすすめです。一番避けたいのは、移動中に中の荷物がぐちゃぐちゃになってしまい、スーツや書類にシワができてしまうこと。このタイプのスーツケースならシワができる可能性がぐっと下がると思います。ただし、大きすぎるとコインロッカーに預けられない可能性も。高さ50~80センチ程度のスーツケースが手ごろで良いのではないでしょうか」

ちなみに、コインロッカーの大きさは、中型だと「縦55センチ×横35.5センチ×奥行き57.5センチ」、大型だと「縦88センチ×横35.5センチ×奥行き57.5センチ」。超大型サイズは「縦115.3センチ×横35.5センチ×奥行き57.5センチ」ですが、空いていない場合を想定すると、やはり80センチ以内におさめた方が安全と言えそうです。


■ぐちゃぐちゃにならない梱包方法

「スーツケースの中は大きく3つのゾーンに分かれています。Aゾーンは『重圧がかかっても絶対に大丈夫なものを入れるゾーン』、Bゾーンは『あまり重圧をかけたくないものを入れるゾーン』、Cゾーンは『重圧がかかってはいけないものを入れるゾーン』です。 スーツケースを開いたとき、取っ手がついている方の一面全てがAゾーンにあたります。取っ手がついていない方の下(車輪側)がBゾーン、その上がCゾーンです。スーツケースを閉じて実際に引いてみると、Aゾーンが下敷きになり、その上にB、Cゾーンが乗って いることが分かると思います。

Aゾーンにはシワになっても大丈夫で、重さがかかっても壊れないものを入れます。例えば、靴下や肌着、私服、タオル、歯ブラシ、整髪剤、折り畳み傘などです。
Bゾーンにはあまり重圧をかけたくないものを入れます。就活の場合は、かばんや靴などですね。Bゾーンだけでおさまりきらない場合はAゾーンの上に入れます。
Cゾーンには、絶対に重圧をかけたくない、変形しやすいものを入れます。ネクタイや髪留めなどが該当します」

シワがつきにくいだけではなく、どこに何が入っているかも分かりやすくなりそう。一石二鳥です。 「また、仕事で使う書類や筆記具は、あらかじめ仕事用かばんの中に入れておきます。こうすることで『スーツケースの中に入れたままコインロッカーに預けてしまった!』というミスを防ぐことができます」
これだと書類もぐちゃぐちゃにならずに済みそうですね。

■あると便利! クラッチバッグ

「移動中に使うものは、事前にクラッチバッグに入れて手で持つようにしています。そうすることで、移動中にスーツケースの中から物を取り出さずに済みます。
クラッチバッグに入れているのは次のアイテム。
・のどあめ、マスク……風邪予防とのどの乾燥を防ぐため
・音楽プレーヤー……耳栓代わり
・スケジュール帳、筆記具 ……移動時間を利用してスケジュールを整理するため
・スリッパ……足のむくみ防止のため(飛行機に乗る場 合のみ)
・本……時間をつぶすため
他に、使い捨て歯ブラシやアイマスクを入れてもいいかもしれません」

移動中の新幹線や飛行機の中だと、スーツケースを開けませんよね。「うっかりスーツケースに入れてしまった」と後悔しないために、移動中に使うものは別に分けておいたほうが良さそうです。

たくさんの荷物を持って移動しなければいけない泊まりがけの就活。だからこそ、できるだけ負担にならない荷物のまとめ方を心がけたいものです。就活はもちろん、働き始めてからも使えそうな「上手な荷物のまとめ方」、ぜひ試してみてくださいね!


文●山本莉会/プレスラボ

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