会社から渡される「年末調整」の書類…これってなんなの?
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師走も近づいてきました。さてこの時期 お勤めされているところから 『平成27年分給与所得者の保険料控除申告書兼給与所得者の配偶者控除申告書』と『平成28年給与所得者の控除等(異動)申告書』という用紙を渡されます。
毎年、同じ用紙が渡されるのですがこれっていったいなんでしょう??
今回は、年末調整の書類を書いて提出する意味について税理士である筆者がご説明いたします。
■個人の税金ってどう計算されるの?
個人の税金は1年間(1月~12月)までに稼いだお金に対して計算されます。
税率もみんなが同じではなく、“たくさん稼いでいる人には高い税率を”というように、7段階の税率となっています。(これを累進課税といいます)
また、“稼いだ金額が同じであればみんな同じ税金”ではなく、個人諸事情(子供がいるとか保険入っているとか医療費がたくさんかかったとか……)を考慮して税率をかけ税金を計算することになっています。個人の諸事情があればあるほど税金が低くなるのです。
■年末調整ってなんでしょうか?
個人の税金は、1年間(1月~12月)までに稼いだお金に対して計算されるので、事業をされている方(事業所得)は、1年間が終わってみないといくら売り上げがありいくら残ったというのははっきりしません。
ですが、給与の方は 年間の収入の予測がつきやすいですよね?
※例:月額20万の給与の方は240万の年収という具合に
よって、年収240万に対する税金を(仮に24万とします)12ヶ月で割って(2万円)、それを毎月の給与から天引きしています。
※20万-2万=18万の手取り
税金のとりもれがないよう、脱税できないよう、また税負担をあまり感じさせないようになっている“源泉徴収”という仕組みです。
ただ、これはあくまでも“仮計算”であって、冒頭に書いたように“個人それぞれの諸事情”を考慮して税金がかかりますので年間24万の税金で正しいのか、諸事情を考慮すれば20万なのかということを計算しなおすのが、年末調整なのです。毎月給与から引かれている税金は、あくまでも仮の税金額だからです。
■書類をださなかったらどうなるの?
“個人それぞれの諸事情”により皆さんの税金が異なることになります。ということは、みなさんの個人事情を税金の計算をしなおす会社(勤め先)に伝えないと本当に払わなければいけない税金がわかりません。
よって毎年年末には『平成○年分 給与所得者の保険料控除申告書 及び 給与所得者の配偶者控除申告書』に個人の諸事情を記入し、会社に伝えなくてはいけないのです。
いかがでしたか?
毎年年末に会社から配られる年末調整の用紙、正確にもれなく記入しないと払わなくてもいい税金を払うことになるかもしれませんよ。
(武田美都子)
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