【アニメ漫画キャラの魅力】時間をも止める!フィールドに降臨する美しき神「亜風炉照美」の魅力『イナズマイレブン』
試合の中で数々の必殺技が飛び交う超次元アニメ『イナズマイレブン』。ライバル校の中にも個性的なキャラがたくさん登場します。全国の中学校チームが集い日本一を決める大会「フットボールフロンティア」の決勝戦で、主人公「円堂守」率いる雷門中学校の前に立ちはだかった世宇子(ぜうす)中学校。そのチームのキャプテンこそ、「アフロディ」こと「亜風炉照美」。彼の美しい必殺技は多くのファンを魅了しました。今回は、フットボールフロンティア以降も輝かしく成長を続けた「亜風炉照美」の魅力についてご紹介したいと思います。
⇒亜風炉照美とは?(イナズマイレブンシリーズ)
http://www.charapedia.jp/character/info/17210/
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■ギリシャ神話をモチーフとした美しさ
「アフロディ」という名の由来は、ギリシャ神話の愛と美の女神「アフロディーテ」。長い金髪や自信に満ちた笑みをたたえる中性的な顔立ちは、その名の通り美しいです。世宇子中の選手の名は、皆ギリシャ神話に登場するオリュンポス十二神をモチーフとしているのですが、スポーツウェアでありながら腰に紐をくくり、スカートのように裾がヒラヒラと揺れるユニフォームも古代ギリシャの衣服を思わせるものとなっています。アフロディのつけているキャプテンマークは月桂樹の冠のようで、このユニフォームを身に着ける彼は自らが自称する通り「神」のように完璧な美しさを魅せてくれます。
■神々しい必殺技の数々
フィールドでの彼のプレイもまた、神のような神々しさに満ちています。アフロディが頭上で指を鳴らして発動させる「ヘブンズタイム」というドリブル技は、周囲の時間を止め相手ディフェンスを抜き去る技。アニメ放送当時、憧れて真似した小学生も多いとか・・・。インパクト溢れる必殺技です。そして、シュート技「ゴッドノウズ」を使うアフロディが、背中から翼を生やし上空へと舞い上がる姿は、思わず見とれてしまうほどの美しさ。主人公の円堂くんにとってはまさに立ちはだかる強敵なのです。
特訓を重ね、戦い抜いてきた雷門イレブンの勝利を祈る一方で、華麗なる美技を魅せるアフロディをつい目で追い応援したくなってしまいます。ゴッドノウズに対してキーパーの円堂くんが必殺技「ゴッドハンド」で対抗した時にアフロディの言った、「本当の神はどちらかな?」という台詞もまた、全国大会の最後のライバルにふさわしい強さを感じさせる名台詞です。
■成長していく姿
アフロディの強さの秘訣は「神のアクア」という薬でしたが、雷門イレブンへの敗北後に心を入れかえた彼は“本物の強さ”を身につけます。侵略者たちとの戦いの際には、雷門イレブンの助っ人として再登場。初めこそアフロディに対して不信感で一杯だったチームメイト。しかし、「なぜ自分を神の座から引きずり下ろした雷門の味方をするのか?」と問う敵の言葉を否定し、「彼の強さが僕を悪夢から目覚めさせてくれた。新たな力をくれたんだ」と言い放つのです。ゴールを決めた彼と雷門イレブンが心を一つにする場面は最高に熱いです。
最初のシリーズから10年後の世界を描いた『イナズマイレブンGO』では、監督になったアフロディが描かれています。意見の対立により崩壊寸前のチーム・・・。「雷門を倒せ」というアフロディの指示によって、選手たちは各々の思惑を捨て一丸となる事が出来たのです。かつて強大な力に溺れたアフロディが、サッカー少年たちの救いとなり道を示す姿には思わず涙がホロリ・・・。
神を名乗ったほどの圧倒的な実力も、成長し仲間に寄り添う姿もすべて彼の魅力です。強く気高いライバルから、正しいサッカーへとみんなを導く監督へと成長を遂げたアフロディ。サッカー少年ならずとも彼に憧れてしまいます。
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★記者:柏木いつは(キャラペディア公式ライター)