中国人が語る安部政権「一億総活躍社会」に提言…心を病んだ人にチャンスを (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 このように繊細な感情を持つ日本人とは対極的に、何かと大雑把なのが中国人。「細かいことは気にしない」という精神が、世界中に中国人が進出する原動力になっていると同時に、公害問題や汚職をはじめ、様々な問題を引き起こしています。

 これもこれで問題ではありますが、日本はここまで裕福で完成された社会なのですから、逆に日本人も中国人のようなお気楽さを持ってもいいような気がします。そうしたら、心を病む人は激減するのではないでしょうか。

 日本の社会は心の病に対する偏見が根強く、精神疾患と判断された人々が職場を解雇され、引きこもり状態になったり、ひどい例だと自殺してしまうことがあると聞きました。

 ですが、絵画、音楽、小説など、精神になんらかの疾患を抱えているクリエイターは世界中に存在し、高い評価を得ている人も少なくありません。日本にも統合失調症を患った女性画家が存在すると聞いたことがあります。

 現在、日本に数百万人存在するとされる精神疾患者の多数が社会に復帰すれば労働力が大幅にアップするでしょう。彼らの作品が世界で評価され、日本に大きな経済的効果をもたらすかもしれません。今後、日本政府が精神疾患者に対する偏見を振り払い、彼らが社会で活躍できる状態になった時こそが、本当の意味で「一億総活躍社会」の到来といえるのではないでしょうか。

著者プロフィール

漫画家

孫向文

中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の31歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。近著に『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)

(構成/亀谷哲弘)

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