ビッグデータは日本に任せろ!70億人が束になっても敵わないスパコン「京」が「Graph500」で2期連続世界一
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AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、ロボットにクルマの自動運転化に至るまで、最先端テクノロジーを語る上で欠かせないキーワードが『ビッグデータ』だ。
大量で複雑なデータ集合物=“ビッグデータ”を、今までにない超高速で解析できる『スーパーコンピュータ』の出現により、環境や医療、宇宙開発などはもちろん、我々の身近な生活まで変えるような、様々な分野での科学技術の発展が見込まれている。
そんな中、国産スーパーコンピュータの『京』が、世界的なスーパーコンピュータのランキング『Graph500』で、2期連続の世界一に輝いた。
■ 70億人が一度に計算してもかなわない
スーパーコンピュータ『京』は、ご存じの方も多いと思うが、文部科学省の主導で、理化学研究所と富士通が共同開発したものだ。
2009年に例の“事業仕分”で一時プロジェクトが凍結されたものの、その後予算復活し、2012年に完成。
その計算能力はすこぶる高く、1秒間に「10ペタ(10の16乗)=1京回」(10ペタフロップス)の計算が可能だ。
これは、地球の全人口約70億人全員が、電卓を使い24時間不眠不休で1秒間に1回ペースで計算を続けても、約17日間かかるほどの計算量。
『京』は、これをほんの1秒間でやってのける。まさに“スーパー”の名に恥じないコンピュータなのだ。
■ 広範囲で活用できる処理能力
その『京』が今回世界一に輝いた『Graph500』は、ビッグデータ処理の中でも、特に『大規模グラフ解析』という分野で、スーパーコンピュータの処理能力を競う国際的性能ランキングだ。
SNSで「誰と誰が繋がっているか? 」に始まり、サイバーセキュリティや金融取引、脳神経科学など、多くの分野で活用されているのが『グラフ解析』だ。
『京』はこの『Graph500』で、2014年7月に続き世界一を獲得。その能力の高さを証明している。
ちなみに、今回の成果は、理化学研究所、東京工業大学、アイルランドのユニバーシティ・カレッジ・ダブリン、九州大学、富士通で構成された国際共同研究グループによるもの。2位『Sequoia』と3位『Mira』といった、アメリカ勢を抑えての快挙だ。
約4年後の2020年には、IoTによる世界の新規市場は年間約200兆円と言われている。また、クルマの自動運転の実用化も、その頃を目指し各カーメーカーが開発中。
他にも、都市の交通課題や流通、消費など、様々な用途で活躍することが期待されているのが“スーパーコンピュータ”だ。しかも、インターネットの普及により、確実にそれらは世界が相手となる。
日本の“スーパーコンピュータ”性能が秀でることが、今後の日本経済の発展に大きく影響してくるだろうことは、“計算オンチ”の筆者にも分かる。
今後も、ぜひ“世界一”に君臨し続けて欲しいものだ。
【参考・画像】
※ 2期連続でスーパーコンピュータ「京」がGraph500で世界第1位を獲得 – 東京工業大学