子どもにちゃんと伝えられてる?「三匹の子豚」から本当に学ぶべきコト

It Mama

子どもにちゃんと伝えられてる?「三匹の子豚」から本当に学ぶべきコト

子どもに読み聞かせることが多い“おとぎ話”

おとぎ話って大人になった今読んでも「奥が深いな」と感じることはありませんか? 話の1つ1つには、“後世に伝えたていきたい教訓”が盛り込まれています。でも、その教訓、しっかり子どもに伝わっていますか?

そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が『三匹の子豚』から”学べる教訓”ついてお話ししたいと思います。

■「三匹の子豚」のあらすじ

お母さん豚は、3匹の子豚を自立させるため外の世界に送り出します。3匹の子豚はそれぞれ思い思いの家を自分で建てます。長男の子豚はワラの家、次男の子豚は木の家、三男の子豚はレンガの家を建てます。

しばらくするとそこへ、お腹を空かせた狼がやってきます。長男と次男の子豚は、家を狼に吹き飛ばされ、狼に食べられてしまいます。

しかし三男はレンガの家を作り、頑丈だったため狼に吹き飛ばされずにすみました。そこで狼は煙突から忍び込もうとしますが、頭がよかった三男豚は熱湯が煮えたぎった鍋を煙突の下に用意し、狼は釜茹でになりました。こうして三男だけが助かりました。

元はこのような話ですが、絵本によっては家を吹き飛ばされた長男、次男は三男の作ったレンガの家に逃げ込み全員助かるという結末のものもあります。

■耐震強度が大切だと教える話?

横浜のマンションの耐震強度がニュースで問題視されたことは記憶に新しいですよね。そんな風に読んでみると、この話はシンプルに「家は頑丈に作った方がいい」ことを伝える話だと解釈することもできます。

長男、次男が楽をしたくて手を抜いた、汗水たらしてレンガの家を時間をかけて作っている三男をバカにした会話の記述が省略されていれば“単に耐震強度は強い方がいざというときには助かる“の話に聞こえてきます。

■このおとぎ話しが「本当に」伝えたい事とは!?

このおとぎ話しが本当に伝えたいこと。このお話を通して、子どもに伝えるべきことは何でしょう?

兄弟愛を描くのならば「お母さん豚が“三人で協力して一軒の家を作りなさい”と子ども達を外に出した」としてもよかったわけです。それをあえて、一人一人の自立を目指し外に出したのです。

そして、怠け者の豚、遊びたい豚、努力家の豚それぞれの性格により選ぶ材料が“ワラ・木・レンガ”と異なったわけです。

この昔話は”時間がかかっても地道に努力することが大切だ”ということを伝える話です。

“どんなに辛いことがあっても、コツコツと努力することで、きっと幸せなことが待っている””楽すればするだけ、のちのち自分に返ってくる”ということがこのおとぎ話しの教訓になっているのです。これを子どもの頭にインプットするのならば“助かるのはレンガを作った三男だけ“の結末で、あとの二匹は狼に食べられた方がいいのかもしれません。

■現代にも伝えてくれる昔話の教訓

兎と亀、イソップ寓話の蟻とキリギリスも同じような教えを伝えています。このように昔話には教訓があります。

悪いことをすれば罰があたる“勧善懲悪”、人はよい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば 悪い報いがある “因果応報”などを教える話もあります。文章が省略されていたり、結末が変えられていては伝わるべきことが伝わりませんので、しっかり文章を読み比べて買いましょう。

いかがでしたか。

三匹の子豚も三男だけが助かるのはちょっと可哀想な気がしますが、何を言わんとしているかにスポットを当ててみると、たくさんの出版社から出ている絵本も迷うことなく良書を選ぶことが出来ますよ。

【画像】

※ Dejan Ristovski / Shutterstock

「子どもにちゃんと伝えられてる?「三匹の子豚」から本当に学ぶべきコト」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る