【FPSを知る・後編】ゲームで戦争を追体験 (2/3ページ)

FUTURUS

一発撃つごとにボルトを引く、というものだ。遠くにいる敵兵に銃弾を当てるのはなかなか難しいが、もし当てたら大抵の場合それが致命傷になる。もちろん、こちらが被弾しても同じだ。だから運要素も強い。

敵の塹壕にたどり着くまでに大半の戦友が屍と化すが、そこはさらなる兵力を投入して力押しするというリアルさも兼ね備えている。非情な部分まで凝りに凝った作品だ。

■ 先込め単発銃の世界

第一次大戦の歩兵銃は単射式ではあるが、それでもボルトと引き金の動作を繰り返せば連発が可能だ。だが、それ以前の銃は、当然ながら一発撃つたびに銃弾と火薬をいちいち装填しなくてはいけなかった。

そんな時代の戦争をゲームにしても、そもそも成立しないのでは……、と思いきや、何と19世紀中葉のアメリカ南北戦争をFPSにしようという取り組みがあるのだ。

それが以下の動画、ゲームタイトルは『War of Rights』である。

※ War of Rights – Kickstarter – YouTube

南北戦争の頃の銃は、弾と火薬を銃口から込めるタイプのものだ。火縄銃に毛の生えたような代物である。

だから隊列を組み、指揮官の号令の下で一斉射撃を行なう。まずはそれを両軍繰り返し、兵力減少の頃合いを見て突撃をかける。こちらの銃剣が届くのが先か、敵軍の弾込めが済んで撃たれるのが先か、19世紀の戦争独特のスリルが忠実に再現されている。

この作品のリリースはまだ行われていないが、それに向けた投資の募集はすこぶる順調だという。その投資はPayPalで受け付けているので、興味のある方はぜひ振り込んでみよう。

■ バンザイ突撃

先ほど、第二次大戦を題材にしたゲームはデリケートな問題があると書いたが、だからと言って枢軸国視点で書いた作品が一切ないというわけではない。

『Rising Storm』というタイトルは、太平洋戦争を題材にしている。プレイヤーは日米両陣営を選択可能だ。しかもそれぞれに特徴があり、たとえば火炎放射器は米軍側でしか操作できないが、日本軍も八九式擲弾筒という独自の小型火器を装備している。

「【FPSを知る・後編】ゲームで戦争を追体験」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る