【冴え女シリーズ(8)】[女性小説家と男性編集者の場合]第6話(前半)「先生騙されてますよ?」 (2/3ページ)
二人のこと大好きだったし」
藤沢「先生」
山田「この二人には私には手の届かないところまで幸せになって欲しいって心から思えるくらい大好きだったんですよ・・・だから後悔はしていませんでした」
藤沢「・・・そうですか」
山田「はい」
藤沢「それにしても先生」
山田「はい?」
藤沢「この頃は明るかったんですね」
山田「なっ!こ、この頃はってなんですか」
藤沢「いや、今はこの頃の面影がいっさい無いもので」
山田「そんなこと無いですよ!わ、私だって着飾って化粧でもすればもう少しまともなんですから」
藤沢「そういうのは着飾って化粧してから言ってください」
山田「もー真面目な話してたのにー」
藤沢「ふぅ、本棚はだいぶすっきりしましたね」
山田「ちょっと藤沢さん!話をそらさないでください」
藤沢「次はこのゴミだらけの床を片付けていきましょうか」
山田「もー!」
藤沢「では先生はこの中から3つ残すものを選んでください」
山田「え、あ、はい」
藤沢「僕が床に散らばった本を本棚に戻すまでに決めてくださいね」
山田「えー・・・どれにしよう」
藤沢「ふぅ・・・かなり本がありますね・・・」
山田「ん~とりあえずこの限定モノのビールジョッキは外せないでしょう」
藤沢「さっき本に対して丁寧に扱わないと失礼とか言ってたのに」
山田「あとは~・・・あ、このアイドルのサイン色紙は絶対に残すでしょ」
藤沢「こういうところはだらしないんですよね」
山田「あと1つかぁ・・・」
藤沢「決まりましたか?」
山田「あと少しだけ待ってください。