職場復帰したい!「 保育園に優先的に入れる」家庭の条件3つ
「子どもを産んでもずっと働き続けたい」と考える女性の前に現れる3つの大きなハードル。それは、 “保育園探し”、“家事・育児の両立”、“職場環境”です。中でも、保育園探しは、切羽詰まった問題の1つではないでしょうか?
現在妊娠中の方や、育児休業中の方は、“ホカツ失敗”による退職は、なんとしても避けたいですよね。
今回は、保育園探し中のママが知っておくべきことについてお届けします。
■“ホカツ”と切っても切り離せない『子ども・子育て支援制度』
2015年4月より、新しい制度『子ども・子育て新制度』が導入されたのをご存じでしょうか。この制度により、子どもを保育園に預けたいママは、“保育が必要かどうか”について自治体から認定を受ける必要が生じています。
仕事を続けるために“保育が必要”と認定されるには、以下の条件が必要です。
・月48時間以上の就労
・求職活動中(起業準備を含む)
自治体からの「保育が必要」という認定を受けることで、やっと保育園選考の土俵に立てるというわけです。
■優先順位が上になる条件3つ
続いて保育園の優先度の選考基準ですが、各々の自治体でいわゆる“選考指数”という形でポイント化しています。
以下の条件ですと、選考指数が多くつき、優先順位があがる傾向にあります。
(1)両親ともに週5日以上、8時間以上の就労
(2)ひとり親世帯
(3)兄弟が在園している
自治体によっては“既に家庭保育室に預け職場復帰している”ことが加点につながる場合もあります。ただし、全ての自治体がこの基準を取り入れているわけではないので、お住まいの自治体に問い合わせみると良いでしょう。
■『認可保育園』にこだわらずオプションは多く探しておく
例年、国の定めた基準を満たした『認可保育園』の人気が高い傾向がありますが、「絶対○○園でないとイヤ!」と希望を1つに絞り込んでしまうと、選考に悪影響が出る可能性があるため、ネットや自治体窓口を活用し、通勤圏内の保育園をいろいろと見学しておくことをオススメします。
中には“小規模保育”や都内の“認証保育”でも、良質な保育が受けられるところもあります。事前に予約の上、いろいろと見学してみてはいかがでしょうか?
■選んじゃいけない“ブラック保育園”の内情
とはいえ、急ピッチな“保育園増設”で思わぬ問題も生じているのも事実なようです。恒常的な保育士不足や、現場に利益重視の“市場原理”が持ち込まれたことで、保育の質がないがしろにされる“ブラック保育園”も出現してしまったのです。
小林美希氏の著書『ルポ 保育崩壊』によれば、保育現場が疲弊し“食事と言うより餌やり”のような楽しさゼロの給食時間、保育士が激務のために外遊びもさせられず子どもにストレスがかかる事態も起こっているようです。
預け先を決めるために急を要している時でも、ぜひ応募する保育園は事前にチェックしておきましょう。
以上、保育園に入るための条件についてお届けしましたが、いかがでしょうか。
これから作成するべき書類が山積みでげっそりしているママも多いかと思います。子どもにとっての“ベストな環境”には正解はありませんが、より “ベターな環境”を与えられるよう、できるだけ多くの選択肢を持っておけるようにしておきましょうね。
【参考】
※ 『子ども・子育て支援新制度 なるほどBOOK』(平成27年10月改訂版)- 内閣府
※ 『台東区保育所入所基準の改定について(平成28年4月入所審査から適用)』 – 台東区
※ 『保育園の入園申請(利用調整方法)』 – 北区
※ 小林美希(2015) 『ルポ 保育崩壊』 岩波書店
【画像】
※ NotarYES / Shutterstock