実はカロリー計算しても無意味?カロリーにまつわる5つの新事実
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カロリー
ダイエットしようと思ったときは、「とりあえずカロリー計算」という人が多いのではないでしょうか。
ところが『Mirror』の記事によれば、ダイエットの際のカロリー計算はあまり意味がないというのです。最新の研究からわかった、カロリーにまつわる5つの衝撃の事実をご紹介しましょう。
■1:成分表示の誤差は20%まで許されている
食品に表示されているカロリー表示は、20%以内の誤差が許容されていることをご存知ですか?
たとえば400キロカロリーと書かれている食品の場合、320~420キロカロリーまでは「誤差」として認められるのです。違反しても特に罰則はありません。また、食品ひとつひとつのカロリーも正確ではないことが専門家によって指摘されています。
■2:体はすべてのカロリーを蓄えるわけではない
食品に表示されているカロリーは、糖質・たんぱく質・脂質の三大栄養素が体内でどれくらいの熱量になるかを計算したものですが、実際に体内で計算どおりの熱量になるとは限りません。
柔らかいものの方が消化されやすいですし、硬いものを噛むときにアゴの筋肉を動かして使われるエネルギーも計算されていません。
食べたものを消化するときにもエネルギーは使われますが、そのエネルギーの消費量は食品によってさまざま。なにかを食べたら、必ずそのカロリーが体に蓄えられるわけではないのです。食品に表示されているカロリーはあくまで目安と考えましょう。
■3:カロリーは同じでも満腹感は同じじゃない
なにを食べても同じ満腹感が得られるわけではありません。たとえば同じ200キロカロリーでも、ジャムを塗ったトーストより、ポーチドエッグと全粒粉のトーストの方が腹もちがいいのです。
理由は、糖質とたんぱく質では消化される速度が違うから。糖質の方が速く消化されるのです。カロリーを気にするよりも、腹もちするものを選んだほうが間食を減らせます。
■4:カロリー計算で健康な食生活が損なわれる
カロリー計算に慣れてしまうと、自然な食欲がわからなくなってしまうといいます。
カロリー計算をしながらダイエットすると、食べものを口にするたびにカロリーをチェックし、頭で自分に「食べてもいい」と許可を出すことになります。
これを続けていくと、カロリーを見ないと食べものが食べられなくなり、「食べたい」と感じる自然な気持ちがなくなってしまうのです。自然な食欲に従う方が健康的です。
■5:記録をつけるべきはカロリーじゃない!
食べたものの記録をつけることは、ダイエットに非常に有効です。ただし、注目すべきは食べたもののカロリーではありません。「なにを食べたか」を意識することが重要なのです。
食べたものの栄養のバランスはきちんと取れているか、偏って食べているものはないかチェックしましょう。
また、食べるのは本当に空腹なときだけと決めるのも効果があります。「なんとなく口寂しい」という間食を減らせば、食べすぎを防ぐことができます。
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「いままでのカロリー計算はなんだったの?」と思いたくなってしまうような事実ばかりでしたが、なんでも気にしすぎはよくないもの。栄養バランスに気をつけて、我慢しすぎない、気にしすぎない食生活を心がけた方がよさそうです。
(文/スケルトンワークス)
【参考】
※Why you can be slim without obsessing about calories-Mirror