マジ、ヤバイ…「表現力が貧弱」な大人が幼少期やっていなかったコトって?

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マジ、ヤバイ…「表現力が貧弱」な大人が幼少期やっていなかったコトって?

ある日、観光名所をアイドルタレントの2人が案内するテレビ番組を見ていたときのことです。紅葉を見ても「やばい」、名物のお団子を食べても「やばい」。さらにもう一人のアイドルは「マジ」の連発……。

感動を伝える番組企画なのかもしれませんが、起用しているタレントの語彙があまりにも“貧弱”だと感じてしまいました。将来、我が子がこんな風になったら……と思うと、残念な気持ちになりますよね。

そこで今日は『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子が”表現力豊かに日本語を話せるようになる方法”についてお話ししたいと思います。

■語彙が貧弱だと人には伝わらない

美味しいお店や料理を紹介するテレビ番組がたくさんあります。いわゆる“食レポ”ですが、美味しさを上手に表現できるレポーターもいれば、なんでも「口の中でとろける~」といったワンパターンの表現しかできないレポーターもいます。

美味しい料理を見て「やばい」、道端で犬の糞を見ても「やばい」で済ませる人よりはずっとよいですが、緻密かつ豊富な語彙を持っていないと相手に感動を正確に伝えることは出来ません。

同時通訳者がテレビに出ています。これもある意味、食レポと似ています。実はこの仕事は単に英語が話せれば就ける職業ではありません。相手の話す言葉を聞いて、一番適切な日本語に瞬間的にその場で変換し視聴者に伝えなくてはなりません。この仕事に就けるかどうかは、実は英語力よりもどれほど緻密で膨大な日本語を知っているかにかかっているそうです。

つまり、誰かに何かを伝えるときは、表現力豊かであること、つまり“緻密かつ豊富な母国語”を持っていなければならないのです。

■赤ちゃんは母親から言葉を学ぶ

当たり前ですが、赤ちゃんは言葉を“本能”として知って生まれてくる訳ではありません。既に胎児の頃から親の言葉を子宮内で聞いています。生まれてから毎日耳にしているのは主に養育者である“母親”が話す言葉です。

ですから「マジ、やばい」を連呼する親の元で育つと、これらの言葉がどんどん赤ちゃんの脳にインプットされていきます。

筆者のある知人の1歳の子どもが、最初に話した言葉が「マジ」でした。よほど回数多く聞いていたのでしょう。それを話している時、少しだけママが悲しい顔をしていたのが印象的でした。

■言葉を表現力豊かに育てる“お助けツール”

言葉使いは幼い頃からの積み重ねです。ですから、大人になって急に“豊かな表現、きちんとした日本語”を話せるようになるなんて無理な話です。

でも、安心してください。ちょっと自信がないというママでも“お助けツール”があります。それは“絵本”です。

子ども用の絵本でも、普段親子の会話では交わされない言葉が結構使われているものです。

形容詞、副詞、接続詞をふんだんに取り入れた親子の会話なんかなかなか出来ません。けれども、絵本の読み聞かせをされている子どもは、親の口から普段聞くことのないこれらの言葉を楽しく学ぶことが出来ます。

例え寡黙気味なママでも大丈夫。話をするのが苦手な人が「もっと赤ちゃんに話しかけながら世話をしなさい」と注意されてもなかなか出来るようにはなりませんが、絵本ならば、だだ書いてある文章を声に出して読んでやるだけでよいのです。これだけで子どもは言葉のシャワーを浴びることができます。

あまりしゃべらない親の子でもたくさんの言葉を知っている子どもがいます。それはきっと沢山絵本を読んでもらっているからでしょう。反対にたとえお喋りな母親でも、その言葉が「マジ、やばい」だけですと語彙が豊かになることはありません。

いかがでしたか。

流行り言葉は確かにあります。「マジ、やばい」を使うことで、フレンドリーになり仲間意識を持つことも出来ます。でも、これでしか表現できないのは悲しいですよね。絵本はそれを助けてくれます。ぜひ、活用しましょう!

【画像】

※  bbevren / Shutterstock

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