高級レストランで200ドル使う北朝鮮のニューリッチ (2/2ページ)

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そして、市場の利権を独占している幹部や、彼らと結託してビジネスを行うドンジュは大儲けしているのが北朝鮮経済の一面だ。

高級アヒルを楽しむ幹部やドンジュに対して、一般庶民のごちそうは「フライドダック」だ。

一般の食堂や道端で売られており、1羽で5ドル、4万3000北朝鮮ウォン(約610円)ほどだ。コメ8キロ分にあたる結構なお値段だが、ささやかな楽しみとなっている。

アヒル料理一つをとっても、北朝鮮の経済格差が見えてくる。こうした格差を称して「病んだ社会、貧富の王国」と、揶揄する声もある。

北朝鮮では、厳しい冬を迎えようとしている。毎年、この時期になると練炭すらまともに買えず、寒さに震える庶民が大勢いる。凍死する住民も絶えない。こうした北朝鮮の現実を忘れてはならない。

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