たった15分でOK!汚い部屋をスッキリ整理する4つのステップ
『コミック版 たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(小松易著、KADOKAWA)の著者は、日本初の「かたづけ士」。
2005年に、片づけの個人カウンセリング&コーチングを提供する「スッキリ・ラボ」を開業。現在は、個人から企業までを対象として「かたづけ」のコンサルティング、セミナー活動を行なっているのだそうです。
本書は、話題となった同名書籍のコミック版。片づけについての大切なポイントを、コミックを主体とした構成によってわかりやすく解説しています。
とはいえ、ここでコミックをご紹介することはできないので、要点を文章でお伝えしたいと思います。
■まずは小さな「成功体験」から!
著者はまず、過去の片づけや整理の仕方を「リセット」してしまおうと提案しています。
大切なのは、テーブルまわりなど身近なところから整理しはじめること。たとえば押入れからはじめたりすると、たくさんモノがあるゾーンなので難しく、すぐにあきらめてしまうというわけです。
つまり、身近なところから小さな「成功体験」を積むことが大事だということ。
■キレイに整理する4つのステップ
[ステップ1]出す
次に大切なのは、気軽に片づけをはじめられるように、「整理」をさらに4つのステップに分けること。
ステップ1は「出す」。なにも考えず、そこにあるモノをすべて「エリアの外」に出してしまおうということです。
そして次は、出したモノを15秒以内で「使う」「使わない」の箱に分類。15秒で分けられなかったモノは「保留」の箱に入れるそうです。
分ける際に重要なのは、「使える」「使えない」ではなく、「使う」「使わない」で判断すること。
たとえば印刷できる書類、ネットでも見つかる情報しか載っていない雑誌などは、必要になったときに「入手可能」。
再び「入手可能」なモノは、いったん捨てても問題ないわけです。
また、古くなってモノとしての「賞味期限」が切れてしまったり、まだ「使える」けど「使う」機会がなさそうだというような、現実的に「使わない」モノも勇気を持って捨てることが大切。
[ステップ2]分ける(分別する)
人は捨てることを躊躇しがちですが、「減らす」ために必要なのは減らす「勇気」。
モノは「使って」こそ「活きる」わけですが、使わないモノは当然のことながら活きません。だから、分けることが大切なのです。
そして次は、「使わない」と決めたモノを「減らす」段階。
「使わないモノは捨てる」という考え方が一般的ですが、現実的に「捨てる」のに抵抗がある人は少なくありません。
また、捨てることでストレスを感じてしまったとしたら、それ以上片づけを続けることは不可能。
そこで、リサイクルショップに出したり友人にあげたりして、「捨てずに減らす」わけです。
結果的にそのモノはなくなるわけですから同じなのですが、そうすれば精神的に安定した状態をキープできるということかもしれません。
[ステップ3]減らす
分けて減らしたら、あとに残るのは「保留」と「使う」の2つだけ。
「保留」の箱は、目立つところに置いておけばいいそうです。でも、置いておくだけで部屋の風景になってしまわないよう、期限を決めることが大切。期限が訪れたら、また分別するということです。
[ステップ4]戻す(しまう)
そして「使う」モノは、もとあった場所にすべて「戻す」。
せっかく出したのですから、しまう場所を変えてみようと考えがち。ですが、新しくしまう場所を考えているとかえってゴチャゴチャにしてしまったり、時間を浪費したりすることになるのだそうです。
「戻す」ことに徹するのも、基本をおぼえる段階においては大切だということ。
■4ステップはたった15分でOK
片づけは大変そうに感じられるモノですが、これら「整理の4ステップ」は、たった15分でできてしまうそうです。
そして重要なのは、「楽しい」と思えるうちに終わらせてしまうこと。そのかわり、片づけを21日間続けるべきだといいます。
なぜなら脳は21日間同じ行動を繰り返すと、それを当たり前の行動として認識してくれるものだから。
つまり結果的に、それが「習慣化」するということだというわけです。
一気に片づけようとしたら「リバウンド」しやすくなります。しかし片づけるエリアを狭くさえすれば、「整理の4ステップ」は1分でもやり切れるもの。
「リセット」と「習慣化」、この2つを行うことが、片づけで人生を変えるための大事なポイントだということです。
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このように考え方はとてもシンプル。しかも実際にはコミック形式になっているので、無理なく片づけのコツを身につけることができるわけです。
乱雑な部屋をなんとかしたいと考えている方は、手にとってみるといいかもしれません。
(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※小松易(2015)『コミック版 たった1分で人生が変わる片づけの習慣』KADOKAWA