臨床内科専門医に聞く! 乳がん早期発見のためのセルフチェック法とは? (2/2ページ)

学生の窓口

乳がん発見の手がかりとなる、主な自覚症状は次の通りです」

・しこりがある

・乳房の皮ふに、ひきつれやくぼみがある

・乳頭にへこみがある

・乳頭から血の混じった分泌物が出る

・乳房の皮ふがオレンジの皮のように変色している

・乳頭にかさぶたやただれがある

■月に1回のセルフチェックを習慣付ける

ここで正木医師に、「乳がんのセルフチェック」の方法を教えてもらいましょう。

1.あお向けに寝転んでしこりを探します。腕を上げて乳房の内側、腕を下げて乳房の外側、左右のわきの下を、2~3本揃えた指の腹でまんべんなく触れていきましょう。

2.乳頭を軽くつまみ、血のような分泌液が出ないか確認します。

3.自然な状態で鏡の前に立ちます。両手を上下し、正面、側面、斜めなどから見て、乳房にひきつれやくぼみなどの違和感や変化がないかを観察します。

どのようなタイミングでセルフチェックをすればいいのでしょうか。

「毎月1回、生理が終わって7~10日以内に行いましょう。生理前は乳房に痛みや張りがあるので、判断しづらくなります。また、40歳を過ぎたら、2年に1度の乳がん検診を受診しましょう。

乳がんは初期の状態で発見して治療すれば、完治することができます。しこりが2センチ以下で、リンパ節への転移が見られない場合は、89%の人が10年生存している、つまりおおむね完治しているという結果が出ています。

自分でチェックしたときに、気になるしこりや変化がある場合は、医療機関を受診しましょう。問診や視触診、超音波検査、乳房X線検査(マンモグラフィー)、しこりの細胞を吸引して調べる細胞診などのより詳しい検査をして判断します」(正木医師)

毎月セルフチェックをして、小さな変化や違和感に気付いて早期発見することが、完治の可能性を高めるということです。ぜひ習慣にしてください。

(岩田なつき/ユンブル)

取材協力・監修 正木初美氏。日本臨床内科医会専門医、大阪府内科医会理事、日本内科学会認定医、日本医師会認定スポーツ医、日本医師会認定産業医、正木クリニック院長。

正木クリニック:大阪府大阪市生野区桃谷2-18-9

http://masaki-clinic.net/wp/

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