臨床内科専門医に聞く! 乳がん早期発見のためのセルフチェック法とは? (1/2ページ)

女性の患者数が最も多い「がん」の種類は、何だと思いますか? 答えは、「乳がん」です。国立がん研究センターがん対策情報センターによる「がん情報サービス」の2010年の調査によると、女性の12人に1人が乳がんを患っているといいます。
臨床内科専門医で正木クリニック(大阪市生野区)の正木初美院長は、
「発症の世代別で見ると、最も多いのは40代後半~50代前半にかけてですが、20代後半頃を皮切りに若い世代で乳がんを患う女性は少なくありません。がんの中でも乳がんは、早期発見をすると治ゆ率が高いので、20代からセルフチェックをすることが大切です」と話します。そこで乳がんの症状やセルフチェック法について聞いてみました。
■硬い、表面がデコボコした「しこり」が乳がんのサイン
「乳がんは、自分で気付くことができる数少ないがんの1つです」と言う正木医師は、乳がんの症状について、こう説明します。
「初期の段階では痛みや体調不良などは何もありませんが、最も多い自覚症状は『しこり』です。乳がんが0.5~1センチほどの大きさになると、自分の手で触ったときに分かるようになります。
乳がんのしこりは、『小石のような硬さがある』、『表面がデコボコしている』、『形が整っていない』、『境目がはっきりしない』などの特徴があります。また、通常はしこりを触っても痛みはありません。
また、乳房の皮ふに変化が現れる、乳頭から分泌物が出る場合も、乳がんのサインです。