先天性? 後天性? 斜視の種類や治療法について。 (2/2ページ)
【斜視の程度の診断】
・ずっと続く(恒久性)か、時々みられる(間欠性)か
・斜視角の大きさをプリズムや大型弱視鏡で測定 斜視の治療 治療は手術によるものとそれ以外の方法があります。
【手術によらない治療】
斜視の原因が基礎疾患を伴う場合
・重症筋無力症(神経内科領域の疾患)の場合
・バセドウ氏眼症の場合
など
これらの原疾患に対する薬物治療を優先します。それでも十分に改善しない場合は手術によって治療を行います。
また内斜視で遠視を伴うときは、眼鏡で保存的に斜視の改善が多く見られます。メガネで矯正をしても内斜視が残ってしまう場合も、手術での治療が検討されます。また複視を伴う斜視では、プリズム眼鏡というメガネが有効なことがあります。
【手術による治療】
眼の動きは外眼筋というもので調整されています。外眼筋は眼球の外側に付着し4つの直筋と2つの斜筋とで構成されてます。この外眼筋の手術によって斜視の角度を減らすことができます。
筋がしっかり機能するために、筋肉の長さを短くする手術や前転術というものを行ったり、逆に筋の機能を抑える目的で後転術を行うことがあります。麻痺性斜視でこれらの手術だけでは十分な改善がみられない場合には、筋移動術が行われる場合があります。
また、斜視によって外見上問題がある場合はものが二重に見えるのを自覚しなくても、斜視に対して手術による治療が行われます。 医師からのアドバイス 斜視は原因も多種多様であり、治療もケースバイケースです。 発症が、両眼視機能が完成する前の小児の斜視と、両眼視機能がしっかりした後、何らかの影響で発症した斜視では、対処がかなり変わることはよく覚えておきましょう。
(監修:Doctors Me 医師)