アナログ媒体重視する日本の通信事情に世界が注目、ファックスは不滅か? (3/3ページ)
そういうことがあるから、今も紙原稿の存在を前提にした通信機器が新発売されている。
現在筆者が注目しているのは、富士ゼロックスが開発したモノクロプリンター複合機『DocuPrint M260 z』である。

富士ゼロックス提供
この製品は無線LAN搭載で、取り込んだ画像資料のデータを、モバイル端末に送信することができる。
もちろん複合機だから、通常のファックスとして使用することも可能だ。製品の大きさも、筆者のような個人事業主の身の丈に合うコンパクトサイズである。
『DocuPrint M260 z』は10月に発売されたものだが、こうした製品が今後も続々発売されるだろうと筆者は考えている。
日本人は紙の文書を捨てるつもりはないし、そのことをネガティブに捉える必要もないはずだ。
民法の体系が異なる国同士を比較して「あの国の事務処理は近代化されていない」と一様に主張するのは、いささかナンセンスにも感じる。
保守的なのには、何かしらの合理的な理由がある。
それを意識すれば、むしろ市場のニーズというものが掴めるのではないか。
【参考・画像】
※ ハイテク日本は実はローテク? まだファックスやカセットテープが – BBC
※ DocuPrint M260 z – 富士ゼロックス
※ Dragon Images / Shutterstock