10年で4000%リターン実現の投資家に学ぶ「お金の考え方」 (2/3ページ)
頭金もなく、仕事にも就いていない人が何軒も家を買えたわけですから、当然といえば当然です。
そんなおかしな光景を目の当たりにしてきたからこそ、著者は「バブルは必ず崩壊する」と断言しています。
過去の歴史を振り返れば、容易にわかることだとも。
■ひたすらお金を刷っても問題解決しない
大昔から、経済的に行き詰まると、政治家たちは「お金を刷る」という手段に走ってきたものです。
しかし歴史を紐解くと、こういった政策がよい結果をもたらしたことはないとか。
単純な話で、自国通貨の価値を下げるということは、結局のところ不健全なインフレを引き起こし、自国民を苦しめることになるからです。
また、著者は増税には大反対だそうです。ここで、日本の話題を出しています。
もしも著者が日本の政治家だったとしたら、お金を刷るのをやめて債務を減らす努力をし、減税して大幅に支出を減らし、関税も減らす。そして、移民を受け入れると。
「まあこのようなことをいっていたら、日本の選挙で絶対に当選はしないでしょうけどね」とオチをつけていますが、少し残念な気もします。
そして著者はリーマンショックあと、遠からず世界で通貨危機が起こると予言したのだそうです。
事実、中東ではすでに起こっています。
「アラブの春」と呼ばれる革命が起こった真の理由は、人々が政府の思想に反対したからではなく、自国通貨が弱くなってインフレが起こり、日用品が高騰して生活が苦しくなったからだということ。
■アメリカは弾丸を全て撃ち尽くしている
国際の債務不履行ということになれば、アメリカは未曾有のインフレに見舞われるだろうと著者。
そうなると政府は、もはや国の借金を膨張させることも、紙幣の増刷もできなくなるといいます。
そのときに直面する問題は、2008年の金融危機よりもさらに深刻で、過去最悪なものになるだろうと考えているそうです。
アメリカはすでに、すべての弾丸を撃ち尽くしているということです。