紅白歌合戦“ドラマチック歌姫”の60年史!【<78年第29回>「カナダからの手紙」畑中葉子】 (2/2ページ)

アサ芸プラス

私は新人であるはずが、先生と一緒に歌っているだけでスケジュールもどんどん入ってきますから。ただ、それでもソロでやりたいという気持ちには変わりはありませんでした」

 16歳で父を亡くした畑中にとって、平尾は兄のようであり、父のようでもあった。そんな師から独り立ちすることを宣言して臨んだ「最初で最後の紅白」のステージ──。

「2コーラス目が始まった時です。NHKホールの2階席に、2年前に亡くなった父の姿が一瞬、見えた気がしました。大学時代には歌を習っていた父が、ここに来てくれたと思うとウルッとしました」

 ただし、畑中の人生はここから劇的に変化する。紅白からわずか5カ月後に平尾の門下生と結婚して引退。そのことを平尾に報告すると「しょうがねえな」と言われたという。

 その後、波乱の人生を送ってきたが、今も歌への情熱は失っていない。また師である平尾は、昨年の紅白でタクトを振ったあと、危篤状態に陥ったこともあった。

「つい先日もお会いしましたが、1日も早く全快していただけたらと思います」

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