非正規雇用の方必見!「老後の資金」と今使える制度を知ろう
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『非正規労働者』という言葉がよく聞かれるようになりましたが、法律的には『非正規労働者』という定義について明確にされているわけではありません。
ここでは『非正規労働者』とは契約社員や派遣社員、パートタイマー、アルバイトの方と定義させていただきます。非正規雇用の方は退職金なども基本なく、老後の資金も自分で考えなければなりません。
今回は老後の資金の作り方、そして今使える制度をファイナンシャルプランナーの筆者がお伝えします。
■税金の恩恵が大きい「確定拠出年金」
老後資金を目的とするのなら『確定拠出年金』がオススメです。
『確定拠出年金』には“企業型”と“個人型”がありますが、今回は“個人型”についてご説明致します。
企業年金制度(厚生年金基金など)や企業型確定拠出年金のない会社にお勤めの方が加入できます。
皆さんが金融機関と金融商品を選び毎月掛け金を支払います。投資信託などで運用を行なう場合、運用の成績によって受け取る金額は変わります。
『確定拠出年金』の一番のメリットは“税金の恩恵が大きいこと”です。
毎月の掛け金は5,000円から2万3,000円の間から選べ、その全額が所得控除できます。これは課税所得が195万円以下の方なら所得税と住民税を合わせて毎年15%の税金がかかりますが、確定拠出年金で毎月1万円ずつ積み立てた場合、年間12万円の15%分の1万8,000円税金が安くなるということです。
これが掛け金を支払っている間ずっと続きます。
他にも運用中の運用益は非課税ですし、受け取る際にも税制の優遇措置があります。
メリットが多い『確定拠出年金』ですが、デメリットも知っておきましょう。
老後資金ということで60歳まで引き出せないこと、加入時に口座開設の手数料が必要なこと、毎月口座管理料がかかるということです。口座管理料はそれぞれの金融機関で違いますので注意しておきましょう。
60歳まで引き出せないということを頭に置いて現在の生活に支障のない範囲の掛け金にしておくことも重要です(金額の変更は年に1回可能)。
■キャリアアップに活用したい「教育訓練給付金」
非正規雇用ではなく正社員になりたいと希望している方もいらっしゃるかと思います。そういう方の場合、アピールできる1つの武器が“資格の取得”です。
資格の取得に使えるのが雇用保険の『教育訓練給付金』です。
厚生労働大臣の指定となっている専門学校等で受講した受講費の20%(上限額は10万円)が支給されます。資格試験の合格・不合格は関係ありません。
受講開始日に雇用保険の被保険者であり、同一事業所での雇用期間が3年以上という条件がありますが、初めてこの給付金を受ける方は同一事業所での雇用期間が1年以上あればOKとなります。
詳しくはハローワークに尋ねていただければと思いますが、資格の取得には自分の興味のあること、向き不向き、その資格に需要があるかなども調べておきたいところです。
いかがでしたか?
非正規雇用の方に向けてということで今回執筆しましたが、現実はかなり厳しく今の生活で精いっぱいでとても老後の資金まで手が回らないという方もいらっしゃるかと思います。
しかし、老後は必ずやってきます。
今少しでも税金を安くできる『確定拠出年金』を利用し、毎月5,000円でもよいのでコツコツ積み立てること、資格の取得に挑戦したいと考えている方は『教育訓練給付金』を利用するなど、恩恵に与れることは見逃さないようにしていきたいものです。
(中村真里子)
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