歯並びへも影響!? 事前にしっておくべき、子どもの「歯の生え変わり」についての基礎知識 (2/2ページ)
(3)上の前歯が斜めに生えてきた
上の前歯は「ハ」の字のように、歯の軸が斜めに生えてきます。歯並びが気になりますが、正常な成長過程であり、心配ありません。犬歯や奥歯が生える過程を通して、だんだんと歯並びは整ってくる事が多いので、歯医者さんで経過を見てもらいましょう。
(4)上の前歯の片方だけ生えてきたのに、反対が生えない
上の前歯の間がかなり開いていたり、片方しか生えてこないといった場合、レントゲン写真を撮って確認すると、余分な歯(過剰歯)が見つかる事もあります。他にも歯の本数が足りないために、いつまでも生えてこないこともあります。歯の本数の過不足などはレントゲン写真で確認できますので、心配な時は受診しましょう。
■ スムーズな生え変わりのためにママができること
(1)よく噛んで食べる習慣をつける
噛みごたえのある食材を使い、よく噛んでから飲み込むように習慣付けましょう。顎の成長を促すことで、永久歯の生えるスペースが生まれます。乳歯列に隙間のない歯並びの子は、特によく噛んで食べましょう。
(2)永久歯は仕上げ磨き必須
生えてきたばかりの歯はまだ脆弱で、さらに歯肉が被っていると汚れがたまりやすく、むし歯になりやすいのです。ママの仕上げ磨きはまだ必要です。フッ化物入り歯磨き粉を使ったり、毛束が1つのワンタフトブラシもオススメです。
(3)生え変わりをチェックに定期検診へ
裏から歯が生えていないかなど、日頃からのチェックが大切です。でも、おうちでは限界があります。むし歯のチェックとともに、生え変わりも診てもらいましょう。いざというとき、慣れている歯医者さんで抜歯する方が安心ですよね。
いかがでしたか。
子どもは乳歯が抜けて永久歯が生えることで、ちょっぴりお兄さんお姉さんになったように感じています。抜けた歯を入れる乳歯入れを活用したり、母子手帳に生え変わりの日付を記録したり、抜けた歯のスマイル写真を撮ったりと、わが子の成長をぜひお祝いしてあげましょう。
【参考】
※ 歯のはえかわり―ライオン歯科衛生研究所
【筆者略歴】
※ 進藤ゆきこ・・・専門家ライター。自身も子育て真っ最中の歯科医師、歯学博士。「毎日のオーラルケアをママとベビーのハッピータイムに」との思いで、親子のお口の健康について啓蒙活動に取り組んでいます。
【画像】
※ Tatyana Vyc / PIXTA