実は理由があった! 「悔し涙」がしょっぱいのはナゼ? (2/2ページ)

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感情によって涙の味が変わる理由は、

 ・怒りや悔しさ … 交感神経が活発

 ・喜びや感激 … 副交換神経が活発

ですが、じつのところ、詳しいメカニズムはナゾのまま…いずれにせよ交換神経か副交換神経が活発になること自体がストレス発散につながるので、思いっきり泣く機会を作ったほうが良さそうです。

■弱くなるのは「鼻涙管」

眠くなると目をこするのも「涙」が理由で、目を刺激して涙を増やそうとしているのです。

眠気を感じると自然と涙の量が減り、軽いドライアイ状態になります。目がショボショボするのもこれが理由で、涙の減少によって違和感が起きるのです。このときに自然と「目をこする」のは、目を刺激して涙を出そうとしているからで、このメカニズムを知らない赤ちゃんやちびっ子には顕著にあらわれます。

歳をとると「涙もろくなる」のは本当でしょうか? 涙腺が弱くなったとも表現され、感受性が高まったように聞こえますが、これはかなりビミョウ。ほとんどの場合は涙が「鼻」に流れにくくなり、「目」からあふれやすくなっているだけなのです。

涙は目から流れるだけでなく、鼻につながる鼻涙管(びるいかん)を通じ、鼻からも排出されます。大泣きすると鼻水が大量に出てくるのもこれが理由です。ところが、日本人の鼻涙管は西洋人よりも細いので、目からあふれる割合が多く「涙もろい」民族。ただでさえ細い鼻涙管は、高齢になるとさらに細くなったり、なかにはつまってしまうひともいるため、今までは鼻に流れていた涙が目からあふれ「涙もろくなった」と勘違いされているのです。

「弱くなった」と表現するなら「鼻涙管」のほうが正解といえるでしょう。ただし「歳をとると涙腺が弱くなってねぇ…」なんて話に水をさすのも無粋ですから、鼻涙管の話はしないでおきましょう。

■まとめ

 ・目の表面の涙は、たったの1/100ミリの厚みしかない

 ・ネガティブ感情で交換神経が活発になると、涙は「濃く」なりしょっぱく感じる

 ・「感涙」は水分が増え、薄い涙が大量に出る

 ・日本人は涙を鼻に流す鼻涙管が細いので、生まれつき「涙もろい」

 ・高齢者の「涙腺が弱い」は、多くは鼻涙管が原因

(関口 寿/ガリレオワークス)

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