【印税を推定してみた】2015年 小説売り上げランキングTOP5

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【印税を推定してみた】2015年 小説売り上げランキングTOP5

話題の人気作家から、7月に発表された芥川賞を受賞し、作品名が流行語大賞にノミネートされたあの人まで! 「2015年 小説売り上げランキング」から、印税収入を計算してみました! 推定売上部数ランキングと合せて、栄えあるTOP5をご紹介します! (今回は印税額を売上の10%として計算しました)

1位:『火花』又吉直樹 / 2,232,000部

1位はもちろん芥川賞を受賞しベストセラーとなった、お笑い芸人・ピースの又吉直樹のデビュー作『火花』。
2人の売れないお笑い芸人、奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷と彼を師と慕う後輩徳永の運命を描くことで、笑いとは何か、人間とは何かを描ききった作品となっています。
その推定売上部数は、脅威の223万部!出版業界が不況の中異例の大ヒットとなりました。

定価は約1,300円なので、その印税収入は約3億円!一気に億万長者の仲間入りですね。
しかし、一説によるとこの印税収入の大半は所属事務所である『吉本興業』に入ってしまうのだそうです…。

2位:『鹿の王 (上) ‐生き残った者‐』上橋菜穂子 / 274,000部

2位は文化人類学者という肩書も持つ人気作家、上橋菜穂子作『鹿の王 (上) ‐生き残った者‐』。
強大な帝国・東乎瑠(ツオル)にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“独角”の頭であったヴァンと、東乎瑠帝国の医術師ホッサル。この2人の男を中心として、ストーリーが展開されていくファンタジー作品です。

この作品は、「2015年本屋大賞」、「第4回日本医療小説大賞」 の2つの賞を受賞したことでも話題を集めました。
定価は約1,700円、印税収入は約4,600万円!約21万部売り上げた下巻も合わせると、約8,000万円にものぼります。

3位:『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』坪田信貴 / 251,000部

3位は有村架純主演の映画も大ヒットした『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』、通称“ビリギャル”。
高校2年の夏にして学力は小学4年レベル、全国模試の偏差値は30の主人公が、1年半で最難関レベルの私立大学である慶應義塾大学に現役合格するまでのを綴った「笑えて、泣けて、最後には自分自身も“絶対無理”にチャレンジしてみたくなる」との大反響を得ている感動の実話小説。

単行本の発売から1年半で累計100万部を突破するほどの支持を受け、「2014年度新風賞」も受賞していましたが、映画化を受けて再び大ヒットとなりました。

文庫本の定価は約560円、印税収入は約1,400万円です。

4位:『ラプラスの魔女』東野圭吾 / 241,000部

数々の受賞歴、映画化の実績を誇る、『ガリレオ』シリーズで有名な東野圭吾の最新作『ラプラスの魔女』。
"円華という若い女性のボディーガードを依頼された元警官の武尾が遠く離れた2つの温泉地で起きていた硫化水素による死亡事故をめぐる衝撃のミステリー作品。

デビュー30周年を迎えた東野圭吾が「自分の作品の“価値観”をぶっ壊す」と意気込んで送った自信作です。
定価は約1,700円、印税収入は約4,000万円です。

5位:『サラバ! 上』西加奈子 / 239,000部

2005年『さくら』が20万部を超えるベストセラーに、2012年5月『きいろいゾウ』が、宮崎あおいと向井理出演で映画化されたことでも有名な西加奈子作『サラバ! 上』。

イランに生まれた主人公・圷歩は、イラン革命のあとしばらく大阪に住んだ彼は小学生になり、今度はエジプトへ向かう。そんな彼の人生に大きな影響を与える、ある出来事を綴った話題作。

西加奈子作家生活10周年記念作品 として発売されたこの作品は『第152回直木三十五賞』も受賞しました。
定価は1,600円、印税収入は約3,800万円。約17万部売り上げた下巻を合わせると約6,000万円に!

一発当たれば大儲け!!!

ご覧のとおり、一作でもヒット作を世に生み出すことができれば、一気に大金持ちも夢じゃないのです!
ミリオンヒットになれば、億万長者の仲間入り!?
小説家…とても夢のある仕事ですね!

今年大ヒットした作品たち。みなさんも、書店で見かけたらお手にとってみては?

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