これぞ、発想の転換!? 大気中から二酸化炭素を集めて活かすアプローチとは? (1/2ページ)
source:http://www.climeworks.com/
地表を覆う大気のうち、約0.03%を占める、二酸化炭素。
外線を吸収する働きがあるため、地球温暖化をもたらす原因のひとつとされ、世界各国で、その排出削減に向けた取り組みがすすめられている。
■ 大気中の二酸化炭素を直接収集
チューリッヒ工科大学(ETH Zürich)から、2009年に独立したスイスのベンチャー企業Climeworks(クライムワークス)は、世界で初めて、大気中から二酸化炭素を回収する人工システムを開発した。
大気中の二酸化炭素を直接取り除く手法『DAC(ダイレクト・エアー・キャプチャー)』により、特殊フィルターに二酸化炭素を吸着させて大気から分離する仕組みで、モジュール型の工場や既存の産業施設にもフレキシブルに導入できるのが利点だ。
Climeworksは、スイス連邦エネルギー庁(SFOE)からの助成のもと、現在、大気中から年間900トンの二酸化炭素を回収する施設を、チューリッヒ州南東部のヒンヴィル(Hinwil)に建設中。
2016年半ばから、本格的な稼働を開始する予定だという。

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■ 食・農業・エネルギーに、二酸化炭素を有効活用
Climeworksのシステムを通じて回収された二酸化炭素は、食・農業・エネルギーなど、様々な分野での転用が期待されている。
食の分野では、二酸化炭素を水やソフトドリンクなどに溶かして発泡性を付与したり、包装袋の二酸化炭素濃度を高くすることで、生肉や野菜の鮮度を保つことが可能だ。
また、二酸化炭素を固体にすれば、ドライアイスとして、食品の輸送時の冷蔵・冷凍などに幅広く利用できる。
農作物の栽培においても、二酸化炭素の有効活用が見込まれる。