【プロ野球】セ・パ両リーグ契約更改で起きている”珍交渉”の舞台裏 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

戦術:球団に気をつかわせる <天然>

「紙を見せられたけど、内容はよくわからなかった」

 球界一の天然キャラ・糸井嘉男(当時日本ハム)の2009年オフのコメント。この年、131試合に出場し、打率.306/15本塁打/58打点、リーグ最多の40二塁打で本格ブレイクを果たした。

 1800万円から6000万円の大幅増を提示されたが、球団が作成した評価の資料も意味がわからず一発サイン。

 今季は3億5000万円+出来高でプレーした糸井だが、契約更改ではなぜかマトモな提示が多い。

 もしかすると、「低額提示をしたら、そのままわけもわからずサインされてしまって詐欺よばわりされるんじゃないか…」と球団も気をつかって最初からマックス提示なのかも…!?

番外編:同情を誘う <牛丼&車>

「これから食事は松屋か吉野家にする」

 契約更改後、大幅減俸になった選手が漏らす弱音。近年、迷言を残したのは細山田武史(当時DeNA)だ。

 1軍出場なしに終わった2012年オフ。減額制限を超える1700万円から600万円への大幅減を提示され、語ったのがこのセリフだ。

 全額ぶっこめば、2万杯ぐらい食べられる気もするが、すき家を忘れているのもポイントが高い。また「エイプリールフールかと…」と顔を覆いながら、何とか気の利いたコメントを言おうとしていた点も「らしさ」が出ている。

 また同種のコメントでは、2004年オフの福留孝介(当時中日)も秀逸。2億円で現状維持の提示を受け、「年俸が上がらないから車は買えない!」と爆弾発言。メルセデス・ベンツSLRマクラーレン(本体車両価格:6000万円弱)でも買おうとしていたのだろうか…。

 ちなみに福留は今季、輸入自動車販売を手がけるヤナセ主催の「2015ヤナセ・阪神タイガースMVP賞」を受賞。副賞として、メルセデス・ベンツA180(本体車両価格:326万円)を獲得している。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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