世界初!オフィスから循環型社会を提案する、エプソンの画期的古紙再生機「PaperLab」 (2/2ページ)
一般的にA4の紙を1枚作るためにコップ1杯の水が使われるが、繊維化、結合、成形の技術を組み合わせた『ドライファイバーテクノロジー』によって、給排水設備を必要とせず紙の製造ができる。
製紙するまでのプロセスは以下の動画でも詳しく解説されている。
給排水設備の工事などを必要とせず設置できるので、企業がこの製紙機を導入しやすい狙いがあると考えられる。
■ 運用の手間もかからず1日に6,720枚の紙を生み出す

こういったリサイクル製品は生産量や生産速度が課題となることが多いが、『PaperLab』では使用済みの紙を入れ、再生開始ボタンを押すと約3分で1枚の新しい紙ができあがる速さだ。
A4用紙の生産能力としては1分間に約14枚、1日8時間稼働をさせると6,720枚の紙をオフィス内で製紙することが可能だ。
また、『PaperLab』開発プロジェクトを率いる狩野 眞氏によると、くしゃくしゃで比較的新しい古紙なら4,000枚程度、仮にクシャっとしてかさばりやすい状態の古紙でも3,000枚程度を同時にセット可能で、『PaperLab』による古紙再生の運用にかかる手間もなく、現場での負担もないに等しい。
気になるリリースの目処だが、現在2016年内の商品化に向けて開発中だ。
『PaperLab』は、人工知能などに代表されるような、日常生活の中で脚光を浴びるプロダクトではない。だがしかし、“縁の下の力持ち”というべき、社会に必要不可欠な最先端テクノロジーであることは言うまでもない。
オフィスで、用済みの古紙を用いて製紙が可能になるということは、物的にはもちろん時間的にもコストが減るだけでなく、エコフレンドリーな循環型社会の実現に一役買うことになるだろう。
限りある資源を無駄にしないため、『PaperLab』の今後の展開に注目していきたいところだ。
【参考・画像】
※ PaperLab – セイコーエプソン
【動画】
※ PaperLab 技術紹介編 – YouTube