満を持して公開された"STARWARS エピソード7"。J・J・エイブラムスはファンの期待に応えることができたのか、そして最新作の観どころとは！

12月18日、18時30分(日本時間)・・・。遠い昔は1977年から始まった壮大なサーガの新たな幕開けです！
ルーカスフィルムがディズニーによって買収されるという特大ニュースから、監督・キャストの情報、そして予告編。その全てにおいて全世界を熱狂させ、同時に期待させてきた"STARWARS エピソード7”がついに公開されました！

エイブラムスはファンの期待にどう応えたのか、そして新3部作の素晴らしい幕開けとなることができたのか、ネタバレ厳禁でレビューしていきたいと思います。

J・J・エイブラムスの"STARWARS"愛

出典： starwars.disney.co.jp

「ニヤけが止まらない映画」を観たことはあるでしょうか？

ブラックジョークが止まらない映画、「引っかかったな」と思えるサスペンス映画など、様々な映画においてニヤけはあると思います。しかしエピソード7はブラックジョークでもなく、「引っかかったな」とも違うニヤけを与えてくれました。それは

「J・J・エイブラムスの"STARWARS"、ひいてはジョージ・ルーカスへの尊敬、そして愛」

によるものです。1977年から38年もの間ファンを魅了してきた”STARWARS"。数々の名シーンや名台詞、愛すべきキャラクターや乗り物、構図・・・。"STARWARS"とともに生きてきたエイブラムスがどれほど尊敬の念、愛を持っていたかが手に取るようにわかるほどに、エピソード7はオマージュで溢れていましたし、作品に詰まっていました。

下準備の記事でお伝えした、
「I have a bad feeling about this...」
を始め、予告編でも確認できる美しくなったミレニアムファルコン、Xウイング。
そしてなんといっても過去の名シーンで溢れています。
エピソード4のあのシーンや、エピソード5冒頭のあのハラハラするシーン。これ以上言ってしまうとネタバレになってしまうので書けませんが、とにかく冒頭から最後までそんな感激の状況が続くため、"STARWARS”ファンはニヤけ、感動が止まることはありません。

ディズニーという安心感。

「つまらなかった」

という一言が出てくるのはどんな映画でも当たり前のことです。ましてシリーズ3部作(エピソード7〜9)であることが決まっている上でのその初作ならなおさらです。シリーズ全体の起承転結で見ると「起」とちょっとの「承」。
確かにエピソード7だけをみると、おもしろさに欠けるという意見にも多少納得です。
しかし、昔と今では状況がまるっきり異なります。

売れるかわからない、けど続編をなんとか作りたいからおもしろいところを切り取って作ったエピソード4。
ディズニーという強力なバックがあり、続編は作れる。けどファンの期待に応えなければ！なエピソード7。

エピソード4とエピソード7には天と地ほどの差があるのです。
ジョージ・ルーカスから重すぎるバトンを受け取ったJ・J・エイブラムスが取った選択は、単なる作品のおもしろさよりも、これからの決意表明と僕は感じました。

これから先公開されるエピソード8、そしてエピソード9のために、解き明かされない謎や数々の伏線、未熟さなどで溢れています。エピソード8の公開である2年後の5月26日(アメリカ合衆国)まで待ちきれません！

新しい顔ぶれ、往年のキャラクターとの出会い

エピソード6から30年後が舞台となっている今作。当然のことながら新たなキャラクターが増えました！
ポスター中央に描かれているレイ、予告編のトップをかざるフィン、新たな形状のライトセーバーを披露するカイロ・レン、Xウイングを操縦するポー・ダメロン、そしてコロコロと転がる新たなドロイドBB-8。それぞれがとにかく濃い！
謎は謎のまま残されてエピソード8に引き継がれるんですが、エピソード7の時点で色が溢れているのですごく楽しめますし、新しい3部作を愛せます。

ちなみにBB-8はCGではなく、なんと実物。一家に一台欲しいくらいです。そして”STARWARS"のドロイドと言えば主人公と一緒に戦闘機に乗り込んでのサポート。乗り方がとにかくかわいいです。

また、忘れてはいけないのが往年のキャラクターです。予告編でもちらっと顔を出すハン・ソロにレイアを始め、往年のキャラクターもまた登場していました。しかし、みなさんがおそらく一番気になっているのは、エピソード4〜6で主人公を務めたルーク。予告編にすらちゃんと登場していない彼は果たして現れるのか、は言えないのでぜひ劇場でご覧になってください。

エピソード7では新しいキャラクターたちと往年のキャラクターの絡みもたまりません。誰が誰とどうつながっているのか。描かれていないだけで実はこれって…?のような推測をしながら観るとより楽しめると思います！

次回作への期待

エピソード7について大まかな感想・推測をネタバレしないように書いてきましたが、観た後で一番きになるのがエピソード8。エピソード7の終わりにようやくある動きが出始めるんですが、省くことなく観たいものです。これからキャラクターたちがどうなっていくのか、J・J・エイブラムスはどうこの新しいサーガを創っていくのか。物語が動きだす「転」を描くであろうエピソード8に期待です。

それでは、
May the Force Be with You!