一人の時間を大切にすることで得られる6つの心理学的なメリット (2/2ページ)
- タグ:
-
一人
逆説的ですが、他人から一歩引いてひとりの時間を持つ方が、他人とわかりあえるということ。
■4:より集中して勉強できる
テスト前に友だちと一緒に勉強した経験は、誰にでもあるでしょう。共同研究や発表など、他者と協力して初めて成立する学習以外では、ひとりで集中して勉強する時間をとる方が確実に学習は進みます。
勉強はひとりで集中してやった方が身につくのです。自分のペースで決めた課題をこなして目標を達成した喜びは、まさに自分だけのものです。
■5:「うつ」の気持ちが軽くなる
悩みを抱えるティーンエイジャーは少なくありません。大人から見れば単に狭い世界のなかで苦しんでいるだけですが、10代のころは違った環境に目を向ける勇気や、ひとりの時間をきちんと持つ勇気がなかなか持てないものです。
誰にも邪魔されずに楽しい時間を過ごしたり、少し休憩したりする時間を持てば憂鬱を吹き飛ばすことができるでしょう。
もちろん、孤独な時間をたくさん持てばよいわけではありません。人との関わりのある時間、ない時間の両方を適切なバランスで持つことが大事なのです。社会の中でうまく生きていくためには、意図的にひとりの時間をつくることも大切です。
■6:より革新的・創造的な考えを持てる
クリエイターや芸術家には、ときに孤独なイメージがつきまといます。他者から離れひとりの時間を持つとき、生まれる革新的・創造的なアイデアは多いのです。人間は真似をしてしまう生きものですが、真似をする対象がなければ「自分である」ことしかできないのです。
自分が自分であること、アイデンティティは自分という人間を理解しなければ生まれません。それはひとりの時間を持ち、自分と向き合った人間だけが理解できることです。ときに他者から離れてひとりの時間を持つことは、多くのメリットがあるのです。
(文/スケルトンワークス)
【参考】