10年後の2025年までにお金持ちになるための6つのヒント
誰でもすぐにインターネットに接続できる環境が整ったいま、仕事に必要なあらゆるリソースはネット上で手に入れることが可能になりました。
その結果として明らかになったのは、すべてのプロセスをネット上で完結できる可能性。
だからこそ、現代は「新しい資本の時代」だと主張しているのは、『これからのお金持ちの教科書』(加谷珪一著、CCCメディアハウス)の著者。
企業への経営コンサルティング、ITコンサルティング、資産運用アドバイスなど、多岐にわたって活躍する人物です。
注目すべきは、そのような方向性が、集団行動を基本としていた日本のビジネス環境に大きな変化をもたらすだろうという考え方。だとすれば当然のことながら、それは「お金を稼ぐ」という概念にも影響するはずです。
それこそが、「新しい資本の時代」の実像。
従来的な価値観でいうと、お金持ちになれる人とは起業家か投資家を指しました。
しかし、これからはインターネットを使って不特定多数の人が仕事を請け負えるようになるため、事業者と消費者の区別は曖昧になるということ。「消費者」が「提供者」(起業家)となることは、決して難しくない時代だというのです。
そこできょうは本書のなかから、コラム「2025年までにお金持ちになるためのヒント」に焦点を当ててみます。
■2025年までにお金持ちになるためのヒント(1)
これまでの時代においては、「儲かるか儲からないか」を考えることはとても重要でした。
いうまでもなく、お金を稼ぐには元手が必要で、それを回収することが大前提だったからです。
しかし、どんなことでもビジネスになる可能性があるのが「新しい資本の時代」。
莫大な利益にはつながらなくても、初期投資が少なくてすむぶん採算が合う「プチ・ビジネス」がますます増えていくだろうということです。
インターネットを舞台にすれば、1万人に1人しか利用者がいなくても、10人や20人の顧客を確保することはそれほど難しくないもの。
「そんなもの、誰がほしがるのか」という商品でも売れる可能性があるので、まずはやってみることが大切だということ。
■2025年までにお金持ちになるためのヒント(2)
スマホで人がつながる時代は、すべての他者が自分の顧客になる可能性がある社会。そこで、自分を相手に知ってもらうための「技術」が必要。
不特定多数のなかから顧客を見つけ出すためには、予備知識ゼロの相手に対し、「自分は何者なのか」を説明する必要が出てくるということです。
すなわち「新しい資本の時代」において重要なのは、自分を知ってもらう「技術」を身につけることだというわけです。
■2025年までにお金持ちになるためのヒント(3)
これまでの社会においては、仕事とプライベートを分けることはとても大事なことでした。仕事は仕事と切り分け、私生活を楽しむことで、仕事への活力をつけようという考え方です。
ところが、ビジネス環境が大きく変わろうとしているこれからの時代は、仕事とプライベートを無理に分ける必然性が少なくなりつつあります。
仕事がパーソナルになり、成功者でなくとも、仕事を自分のペースで進められるなら、あえて仕事とプライベートを切り分ける必要はないのです。
むしろ、「何時から何時までは仕事」と無理に分けない方が、最終的な効率は上がるかもしれないといいます。
■2025年までにお金持ちになるためのヒント(4)
コンサルタントやインストラクターなどの講師業は、うまくやれば効率的にお金を稼げるビジネス。
仕入れの必要がなく、比較的高い単価を設定できるため、リスクが少なく利益が大きいわけです。
しかも、これまでなら特殊な能力や経歴が求められたそれらは、「新しい資本の時代」においては誰にでもできることだといいます。
人にないちょっとした知恵を持っていれば、十分にコンサルタントや講師になる資格があるということ。そしてネットのインフラを使えば簡単に集客ができ、会場も格安で確保することが可能。ネットだけを使って非対面スタイルにすることもできます。
■2025年までにお金持ちになるためのヒント(5)
情報は、「誰の目線で処理するか」によって価値が大きく変わってくるもの。
たとえば自分の好きなアーティストのことをブログに書くにしても、自分の「思い」だけを綴っていたのでは振り向いてもらえません。
しかし、そこにファクト(事実)の情報が網羅的に記載されていたとしたら、コンテンツとしての価値が出てくるというわけです。
つまり、重要なのはファクトと網羅性。そして、常に見ている人と目線を合わせること。こうした原則を貫けば、情報は商品にできるといいます。
■2025年までにお金持ちになるためのヒント(6)
今後、仕事のパーソナル化が進むのなら、仕事に対する考え方も変えていくべき。
具体的には、とりあえずマルチインカム(複数の収入源を持つ)化を試みる、つまり副業を持つといいそうです。
副業なら失敗してもそれほどのダメージにはなりませんし、何度でも挑戦することが可能。とにあく「やってみる」ことが大切だということです。
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これらからも推測できるとおり、「新しい資本の時代」には、稼ぎ方も、働き方も、企業に必要なものも、お金にたいする概念すら変わるということ。
だからこそ、ぜひ読んでおきたい一冊だといえます。
(文/書評家・印南敦史)
【参考】
※加谷珪一(2015)『これからのお金持ちの教科書』CCCメディアハウス