西内まりや、祝・日本レコード大賞優秀作品賞にノミネート!:ドラァグクイーン・エスムラルダ連載82 (2/3ページ)
って、もしやアタシ、またまんまと炎上商法にひっかかった?
それにしても、西内まりや。この原稿を書くにあたって調べてみたところ、事務所的には「第二の安室奈美恵にするべく、猛プッシュしているらしい」とのことだけど……。
全体的に薄味感が否めないわね……。
なんせ安室は「小学生のころ、お金がなかったため、週3回、片道1時間半かけて、歩いてアクターズスクールまで通った」「小室哲哉の曲で大ヒットを連発したものの、ファンが離れるのを覚悟で、音楽の方向性をガラッと変更」「ライブではほとんど話さない(せいぜい『今日はありがとう』くらい)」といった、鉄の意思の持ち主。いくらまりやが小学3年から6年間、バドミントンに励んでいたとはいえ、そう簡単には後釜にはなれないと思うのよ。
ちなみにまりや、この夏に長渕剛が開催したライヴに関するインタビューで「ギター1本でどこにでも行く、長渕さんの背中を追いかけているんです。長渕さんみたいなアーティストになりたい」と発言したとのこと。安室と長渕……。共通点が見当たらない……。
あと、西内まりや、名前があまりにも「竹内まりや」と似すぎ!(本名だから仕方ないけど) 木村佳乃と木村文乃とか井戸田潤と池井戸潤とか上戸彩と綾戸智絵とか、名前が紛らわしい有名人はたくさんいるけど、ビッグネームすぎる先輩と名前が似ていると、それだけで二番煎じ感があって、ちょっぴり不利な気がする……のは、アタシだけかしら。
とまあ、いろいろ書いてきたけど、ごり押し(?)によるバッシングを受けてかわいそうなのは、むしろまりや本人。女優になりたいのかシンガーソングライターになりたいのか、イマイチよくわからないけど、個人的には顔も歌声も嫌いじゃないので、とにかくめげずに頑張ってほしいわ!
【エスムラルダ:プロフィール】
えすむらるだ…1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。