口臭原因の6割が「舌苔」だった! 舌から分かる身体の不調サインとは? (1/3ページ)
小さな子どもを持つママは、子どもの体調だけでなく、ママ自身が健康でいなければなりませんよね。
日々の家事やイベントの準備に追われ、身体がなんとなく調子が悪いと思っていてもなかなか休む時間をつくれないのがママのツライところ。
そんなとき、舌を見ると不調が分かることがあるということをご存じでしょうか?
今回はママ歯科医である筆者が、“舌から分かる身体の不調サイン”についてお伝えします。
■ 「舌苔」ってなに?
舌苔(ぜったい)とは“舌の表面に付いた汚れ”です。その正体は、舌の表面や糸状乳頭の間に付着した細菌や、口の中で剥がれた細胞、食べかす、唾液成分などが堆積したものです。
健康な人の“口臭”の約6割は舌苔が原因とも言われています。
舌苔は細菌の温床であり、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の原因となったり、厚く堆積し過ぎると正常な味覚を障害する可能性があると言われています。
岡山大学の研究によれば、“舌苔の付着面積が大きい人は、呼気中のアセトアルデヒド濃度が高い”ことが分かりました。
口の中のアセトアルデヒドは口や喉の癌の原因となると言われており、舌苔と癌の関連を結びつける可能性が示唆されたのです。健康な身体のためにも家族の舌苔のチェックは欠かせません。
■ 舌苔から分かる「身体の不調サイン」4つ
健康な人でもうっすらと舌の上には白い舌苔がありますが、次のような症状が見られたら身体からのサインかもしれません。
(1)白くて厚い
睡眠不足や疲れがたまっているとき、風邪などで熱が出たときなどに出やすくなります。
他にも口の中が白くなる病気として、舌の縁や裏側が白くなる「白板症」、乳幼児ではカビの一種であるカンジダ菌により口の中に白い塊ができている「鵞口瘡」にも注意が必要です。心配なときは受診しましょう。
(2)黒っぽい
「黒毛舌」と呼ばれ、口の中の清掃状態が悪く喫煙量が多い人にみられます。色素沈着のみのものは、抗菌薬の長期投与によるものが多いです。通常、自覚症状はありません。この場合、薬の中断は勝手に判断せず、必ず医師に相談しましょう。