若いうちからサッカーでヘディングをしすぎると危険?脳震とうの長期的なダメージとは (2/2ページ)
■ 12歳以前にフットボールを始めた選手はテストでより悪い結果
一方、チルドレンズ・ホスピタル・オブ・フィラデルフィアのKristy Arbogast氏は、脳震とうの症状が、試合後時間が経ってからどのように表れるかを調査。
複数の子どもが、脳震とうによって以前には見られなかった、微妙な視覚的な運動調整障害を起こしたという。これは彼らが学校に戻り、黒板に集中した時に頭痛やめまい、吐き気を催す要因になりうるという。
また、同時期に、ボストン大学医学部のRobert Stern氏らのチームは、頭のケガが若い脳にどんな影響を与えるかについて指摘している。
研究チームは、引退したNFLの選手のグループを、競技を開始した年齢が12歳以前かどうかで分類。
前者のグループは、認知的柔軟性や脳の実行機能を評価するテストで、より悪い結果を示したということだ。

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昨年には、インディアナ州のパデュー大学の研究者らが、シーズン前後で高校生フットボール選手の神経認知の機能を比較。
脳震とうと診断されていない選手でも、視覚記憶のテストで著しくパフォーマンスを下げたことが示されたようだ。
小規模な研究であるため、一般化できるかは不明としながらも、若い選手の保護について真剣に考えざるを得ない数字ではないだろうか。
長年のファンからは、激しいコンタクトや頭を使ったがプレーが競技の醍醐味のひとつだとする、見方があっても自然なことだろう。
しかし、脳震とうが若年層の脳にもたらすダメージを鑑みると、選手の人生を守る取り組み、より危険の少ないルール整備がいち早く必要になるのではないだろうか。
【参考・画像】
※ Are Young Athletes Risking Brain Damage? – YouTube
※ Ollyy – Shutterstock
※ MakiEni / CRO – PIXTA